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飲み会の幹事は役得である(ただしごく少人数の、気心知れた仲の場合に限る)

飲み会をしようとか、ちょっとご飯を食べようとか、そんな話が出たときに幹事のような役回りをすることが多い。別に嫌ではないし、むしろ自分から声をかけて段取りを決める側になっている。大体はお店を決めるのも自分になるから、それも好きなのだ。食で有名な福岡、どうせならいつも行っているようなお店よりは、ちょっとした飲み会やご飯の場を利用して、新規開拓をしたい。それがしれっと出来てしまうのも、ある種幹事の特権なのだと思っている。

幹事をするのはやたら敬遠されるようにも思うけど、段取りが嫌でなければ役回りとしてはいいものだ。さすがに大人数が参加するものや、かしこまったような席だと話は違ってくるけれど、少人数・気心の知れた仲なら、段取りは買って出たい。飲み会をする前から、既に自分の希望が叶えられるのだから。

とは言え幹事をする際にいつも困るのは、その店選びだったりする。福岡の中心部には、飲食店がありすぎる。エリアもまぁ広いし、いつの間にかここのお店は閉店していて、あそこに新しいお店ができたなんてのも日常茶飯事だ。その状況で、自分の行きたいお店をリサーチし、一緒に行く相手の希望にも沿うような店を選ぶのは、楽しみであり大変でもある。
福岡ですらこうなのだから、東京や大阪をはじめとした大都市圏なんてもっととんでもないのだろう。

久しぶりにご飯を食べに行こうと話が出て、日取りを決めて次はお店決め。ネットを見てもいいし、情報誌やフリーペーパーなども参考にするのだけど、ほぼ必ず一度は街へ出る。気づかなかった場所に行きたいお店があったり、雑誌に載っていない新店もたまに見つけたりするからだ。街を散策するのが大好きで、仲のいい人たちとご飯を食べるため自分が気になるお店もきめられる。役得でしかない。

何だかんだ、街を散策すること自体が久しぶりで、それも相まってテンションが上がる。新しいモンブランのお店を発見し、フリーペーパーで目にした台湾カステラのお店の場所を把握。飲み会の場所にはならないけれど、ほぼ絶対に自分で食べるのだ。モンブランはテイクアウトができるそうで、お土産やお持たせの候補入り。

いつものコースを歩いて、最終的に今回食べたいものと合致しそうなお店を数店舗ピックアップして、散策は終了。あとはこれを候補として提案し、行くお店を決めるだけだ。どこに決まったって、自分としては正解。美味しければリピート候補だし、そうでなければ経験。これだからやっぱり幹事は役得なところがある。

問題は、行ったことは覚えていても具体的にどうだったか覚えていない、そんなお店も結構あることなんだよな・・・・・・。もっと自分のいる街を知りたいと思ったら、こういうのってきちんと記録できていればできているほどいい。段取りの上でも絶対役に立つ。

とは言え飲み会の場に行ってしまえば、詳細に記憶したり記録したりなんてできないことは分かりきっているんだけど。
今後のためにお店や食べ物の記録も、できるようになりたい。

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