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前向きになる方法(思考の奴隷#2)

先日「思考の奴隷」について記事にしました。私たちのアタマには、インプットされた情報を勝手に結びつける「オートマティック機能」があり、私たちは、この機能によって思考を深めることができる一方で、インプットされたマイナス情報が勝手に増幅し、その結果ウツウツとした気分になることもあります。つまり、私たちは良くも悪くも「思考」することを強いられ、「思考」に振り回されている、いわば「思考の奴隷」になっているのではないか?ということを書きました。

前回の記事の中で、思考のネガティブなループから解脱する方法として「瞑想」を取り上げました。私自身も実践しており、寝る前のストレッチの際、勉強する前などに行っていますが、余計なことを考えなくなり目の前のことに集中できるなど、良い効果を得られていると感じています。

その後、この瞑想という「奴隷解放」型のアプローチのほかに、この「脳のオートマティック機能」を逆手に取って、脳をポジティブな方向に働かせれば良いのでは?という発想に至りました。すなわち思考の「奴隷から主人になる」アプローチです。概念的な話はされおき、具体的な方法として以下のようなものがあります。

・人、物事の長所に注目するようにする。
・嫌な過去を思い出さない、過去は変えられないと割り切る。
・ネガティブワードを発しない。
・プラスの刺激を求める。

いずれもどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。ポジティブシンキングの方法論として有名なものばかりです。つまり、ポジティブなインプット、アウトプットを意識的に行うことで、思考をポジティブな方向に働かせようというものです。これらは「脳のオートマティック機能」を理解すると、有効なものであることがわかると思います。

個人的におススメなのは「良かったこと、嬉しかったことなど、ポジティブなことを毎日3個アウトプットすること」です。過去の記事にも書きましたが、アウトプットをしようという意識を持つと周りのことに対する感度が高まります。ポジティブなことをアウトプットしようと思えば、身の回り、自身の内側にあるポジティブなものが目に留まりやすくなるはずです。日記でも、友人、家族への共有でも、noteでも何でも良く、ポジティブなことをアウトプットする習慣を身に着けることがポイントです(ググってみたところ、メンタルヘルスクリニックでも、より体系化された形ではありますが、同様のアプローチの治療法を行うことがあるようですね)。

そもそも5月はモチベーション管理が難しいとされる時期ですし、また、暗いニュースが多く、どうしてウツウツとしやすく、漠然とした不安感を抱えやすい日々ですが、こんなときこそメンタルコントロールは効果を発揮します。

正直なところ、私自身30歳を超えるまで、メンタルコントロールを軽視していたというより考えたことがなかったのですが、いざ意識してみると、自身のメンタル面への好影響の他、チームのマネジメントなどにも活かせる部分も多く、数多くの発見がありました。ぜひ一度、試してみてください。

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「思考の奴隷」についてまとめた記事です。なぜウツウツとした気持ちが晴れないのか、「アタマが勝手に思考するからでは?」という視点から描いたものです。「思考の奴隷」から解放される一つの方法として、瞑想アプリを紹介しました。

ではでは。


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