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筋トレにハマるおじさんと語学センスの話

今日は『なぜおじさんは筋トレ、ランニングにハマるのか』をマジメに考えます。
ただ、おじさん論を長々と読みたくない方も多いと思いますので、先に結論から書くと『筋トレは尊い』『語学は頑張った分だけ報われるから頑張ろう!』という話です。
 
自己紹介記事を書いている際、歳を取るにつれ筋トレ愛が高まっている自分に気がつきました。同時に、ジムで体を鍛えているおじさんや、外を走っているおじさんって結構いるよな?と思い、「何がおじさんを筋トレに駆り立てるのか?」と考えてみました。
 
もしかしたら在宅勤務、リモートワークを開始し、運動不足を感じたおじさんが外に出てきた(家に居場所がなくなった)だけかも知れませんし、健康志向の高まりや、カネキンさん、マッスルグリルといったYouTuberの影響かも知れません。はたまた、自分が30代に突入し、おじさんになる日が視界に入ってきたため、おじさんの存在を意識するようになっただけかも知れません。
 
ただ、家に居場所がないおじさんは置いておくとして、それ以外はおじさんに限った話ではありません。
そこで私なりに考えたところ、『筋トレやランニングは、頑張った分だけ成果が得られるから。』という結論に至りました。
 
一般的に、幼い子どもは何をしても褒めてもらえますが(評価されますが)、歳を取るにつれてそうではなくなってきます。また学生も、勉強をしてテストで良い点数を取ることで高い評価を得られますし、難易度の高い資格を取れば、周囲から賞賛されますし、高い自己肯定感を得ることが出来ます。

その後、社会人になっても特に若いうちは新規契約を取ってくる、良い業績を残すこと等で周囲から高い評価を得ることが出来ます。

しかし一般的に歳を取るにつれて、会社から要求される水準が上がり、成果を残すことが難しくなります。資格を取るだけでは中々評価されません。場合によっては「MBA?日系企業で活かせるの?今から転職できるの?会計士?実務経験ないし、今からBIG4入れないよね?」と心ないことを言う人まで現れます。

さらに求められる成果を残すことが難しくなると同時に、評価基準も多様化していくため、自らの努力や成果が周囲から認められにくくなっていくわけです。自己肯定を得ることも難しくなっていきます。

でも、おじさんにも承認欲求がありますし、自己肯定は重要です。自信満々過ぎるおじさんもアレですが、まるで自信がないおじさんは、それはそれで本人、周囲ともシンドイものがあります。
 
そんな厳しい環境において、筋トレ、ランニングだけは、おじさんの味方です(フトコロにも優しい)。
筋トレ、ランニングにしても長く続けるうちに、投下するエネルギーや時間と、リターン(筋肉量や引き締まった身体)のカーブは緩くなっていきますが、体形の変化は誰にでもわかるものですし、取り組んだ結果を使用重量や体重といった定量的な形で成果を示してくれます。そして頑張り続けること自体も自分にとって価値あることになります。また、周囲にも頑張っている姿が伝わりやすいという特徴もあります。
 
結局は自己満足でしかないのかも知れませんが、日々の生活の中で、目に見える成果を得ることが難しくなったおじさんにとって、頑張った分だけ成果がでる筋トレやランニングというのは、自己肯定感を高めてくれる存在と言えます。

なので「(いい歳して、そんなに頑張っている意味がわからないけど)ストイックですね!」と言われるとちょっぴり嬉しいわけです。
 
あいも変わらず計画性もなくダラダラと筋トレにハマるおじさんの生態、心理を書いてしまいました。結論としては頑張った分の成果を得やすい筋トレは、自己肯定感の維持・構築、メンタルコントロールにも大活躍で、おじさんの行動にも裏付けがあるというお話でした。(おじさんの行動様式を美化、正当化しすぎでしょうか)。本編はこの先です。
 
語学は頑張れば報われる?語学に“センス”は関係ある?

私は学生の頃、英語が嫌いで、そして苦手で仕方ありませんでした。また英語の授業が始まった中一の頃から、理由はわかりませんが、両親や親友からも英語が苦手そう、とよく言われていました(小学校時代の親友は、中一の冬に、年賀状に『英語苦手だと思うけど大丈夫?』と書いてきました。恐るべき慧眼です。)。
私は“センスが良い人の特徴”として以下を聞いたことがあります。
 
①音楽経験がある人

英会話学校の先生がいっていましたが、楽器をやってきた人、歌を歌うのが上手い人は、語学を身に着けるスピードが早く、発音も上手になるそうです。確かに、音程感覚やリズム感覚は、音を聞き分ける力という観点で重要な能力だと思います。私は小学生の頃から、鍵盤ハーモニカも、リコーダーも下手でしたし、音痴なのでカラオケも苦手でした。
 
②関西人(偏見)

もはや宴席での会話レベルの話ですが、関西人(というと怒られそうですが)は語学が得意で、グローバルな場で活躍するという説を唱える方がいます。実際に私の周りも大阪の方が多いです。おそらく『関西人は社交的でよく喋る(という偏見)』=『積極的にアウトプットする』=『英語が特に上達する』というロジックと推測します。
残念ながら、東京生まれ、東京生まれの無口です。
 
③音声情報を記憶しておける人(retention能力)

耳から入ってきた能力を処理し、記憶しておくことが得意な人は、語学の習得が早いそうです。
確かに、喋りの物まねが得意な人、一回楽曲を聞いただけで、歌詞を覚えてしまう人はいますよね。
私はこの能力が低いです。洋楽はもとより邦楽も、楽曲を聞いたあと、歌詞をほとんど覚えていません。
 
これらについて真偽のほどはわかりませんが、私はどれにも該当しませんでしたし、自分自身、語学センスがあると感じたことはありません。それでも英語、中国語について、資格試験では一般的に高得点と言われる成績を取り、ビジネスでも何とか通用しています。日々の積み重ねだけで、とりあえずここまでは来ることが出来るわけです。
 
語学は、おじさんの筋トレと一緒で、頑張った分だけ返ってくるのです。「英語?話せてなにか意味あります?」みたいなことを言ってくる人は中々いません。そこにあるのは、「偏差値75なのか、“まだ”偏差値50か」「喋れるようになったか、“まだ”喋れるようになっていない」、「TOEICで900がとれるようになったか、“まだ”600なだけか」ということだけです。
 
もちろん学習効率は大事ですが、頑張った分だけ報われるのですから、ある意味簡単な話です。頑張ってみませんか?モチベーションがダレやすい自分への檄も込めて書いてみました。
 
少しでも語学学習へのモチベーションを高めるきっかけになりましたら幸いです。

最後に。頑張っているおじさんを見たら、「ストイックですね!」と声をかけてあげてくださいね。
 
ではでは。

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