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シャニム・ケーン・ロッド
2021年6月3日 12:50
「すまっっセ~~ン!」元気な少年の声とともに足元に野球の軟球ボールが転がってくる。「ああ、、ほらよ」俺は足元のボールを手に取り下手投げで少年に返す。勢いが足りず少し手前で落ちたボールを少年が拾い上げ「ありあとっっしたァ~!」帽子を取り素早く一礼をするや否や、すぐに踵を返して少年は仲間のもとに帰っていった。「ふう、、、」朝8時をまわった頃、俺は会社近くの河川敷の土手の上で長めの溜息をつい