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【family】七五三撮影が子育ての不安を自信に変えてくれたこと

昨日は長男さんちゃんの七五三撮影で休みを取った。さんちゃん、次男べえさんのバースデーフォト撮影からお世話になっているスタジオで、3回目の撮影。
鬼滅の刃による刀ブームのさんちゃんは、前日から「刀持てるかな!?」とわくわくした様子だった。

衣装を自分で選び、素敵なお姉さんに楽しませてもらいながらの撮影は順調そのもの。眠たそうだったべえさんも目がぱっちり覚めて、兄弟フォトも無事に撮れた。
子どもたちのテンションを全力で持ち上げてくれたコーディネーターと、カメラマンのお二方には感謝してもしきれない。

そんな楽しい撮影は、今まで自分が感じていた子育てへの不安を自信に変えるきっかけをくれた。


愛情が足りていないんだと思っていた

さんちゃんは完全な「お母さん子」だ。何をするのもお母さんじゃなきゃいや、お父さんは遊ぶ時だけ。べえさんが産まれてからは猶更それが強くなったような気がする。
「お母さんじゃなきゃいやだ!!」「お母さんがこれして!!」
と言われ続けることにたまにしんどくなる私は、さんちゃんのお母さんスイッチが入ると「私の愛情が足りてないのかなぁ」と思い悩んでしまう。

というのもべえさんが産まれてしばらく、上の子かわいくない症候群に陥っていた負い目のようなものがあるからだ。すべてはホルモンバランスのせいということにしているのだが、やっぱりまだまだ何もできない赤ちゃんのべえさんがかわいく思えてしまって、さんちゃんに冷たくしてしまっては落ち込んでいた。

べえさんが1歳を過ぎてからはだいぶ上の子かわいくない症候群を抜け出して、さんちゃんはさんちゃんの可愛さがあるなと思えるようになったものの、やっぱりどんどん先を行く長子の宿命。危ないこともやらないで欲しいこともどんどん手を出すさんちゃんの方が、叱られる割合は高い。

自分で決められる男さんちゃん

撮影前の衣装決めで、和装・洋装どちらも自分で選んださんちゃん。スタッフさんは「ご両親はいかがですか?」と聞いてくれたが「本人が選んだのが一番いいです」と返した。

着替えも撮影も親が手や口を出すことなく、自分でスタッフの方とコミュニケーションを取りながら楽し気に進めていて、親はカメラマンさんが見せてくれる確認ショットに「こんな表情できるんですねぇ」とうっとりするばかり。ただただその様子を見守るだけだった。
ハーフバースデーでは泣き疲れて寝てしまい、べえさんのバースデーフォトでは走り回って落ち着かなかったさんちゃんが見せる凛々しい顔つきや、満面の笑みに「あと10年また頑張れるな」と思ったのだった。

心配を信頼に少しずつ変えてきた

初めての子育てで不安だらけの中、手探りで過ごしてきたさんちゃんとの日々。何をしても心配で、2歳までは夜中目が覚めるたびに「息はしているか」と確認した。

それでも本人が「やってみたい」と言ったことは危険なことだったりしなければ任せるようにし、今日使うお皿から朝ごはんのメニューや新しく買う服と少しずつさんちゃんに選んでもらう機会も増やしてきた。

それは子どもたちに「自分で決められる人」になって欲しいという思いと、親がなんでも口出ししないようにする自分への訓練でもあった。いつか彼らが社会に旅立っていくことが、常に頭の片隅にある。

撮影中のさんちゃんを見守りながら、「信頼が私にとっての愛情表現なのかもしれない。さんちゃんはそれを十分に受け取ってくれているような気がする」と気づいたのだった。

さんちゃんの答え

もしかしたらさんちゃんは愛情が足りないからお母さん子になっているのではなくて、しっかり受け止めた愛情を返してくれているだけなのではなかろうか。
自宅に戻ってそんな風に考えた夜、さんちゃんとお風呂に入りながら聞いてみた。

「さんちゃんがお母さん、お母さんて言うのはさ、お母さんの愛情が足りないからかと思っていてさ」
「ちがうよ!」
「でも今日さんちゃんはちゃんと、お母さんがさんちゃんを大好きだって気持ちを受け止めてくれてるんじゃないかって思ったんだよ」
「そうだよ!!だから僕はお母さんが大好きなんだよ」

そんな風に返してくれるさんちゃんと思わず湯船で抱き合って、親バカぶりをここぞとばかりに発揮したのだった。
布団に潜り込んで、疲れからあっという間に寝てしまったさんちゃんの頭をなでながら、赤ちゃんの時に感じていた愛おしさがふつふつと湧いてきて、「ああ、ちゃんとさんちゃんも愛せている」と再確認できた夜だった。

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