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Vail Dance Festival "International Evenings of Dance"

今回のコロラド旅行でのハイライト。Vail Dance Festivalの "International Evenings of Dance" 2日間見た公演のうち、一部をご紹介していきます!

Vailの山の麓エリアVillageでは、至るところでDance Festivalのポスターが目に付きます。町全体がDance Festivalをサポートする雰囲気が漂い、芸術への関心の高さを感じました。

↓ Village内の通りにあったポスターの一枚。
ニューヨーク・シティ・バレエ(以下NYCB)の設立者、そして振付家としても世界的に著名なGeorge BalanchineのApolloの作品。

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前回のBallet Xの公演は、"Dancing in the Park"という無料公演でしたが、
"International Evenings of Dance"はチケット制になり、有料になります。

また会場は、Villageから少し離れた Gerald R. Ford Amphitheaterという劇場。下記地図の薄黄色の部分が飲食店、ショップなどで賑わうVillageで、会場である劇場は地図の右端になります。

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Village内を走る無料のシャトルバスを利用するか、
もしくはGore Creek River ( ゴア川 ) 沿いを歩いて行くことも出来ます。

バスは公演開始前後は混み合うので、早めに乗車するのがお勧め。
徒歩で川沿いを歩く場合は、Villageから20分位です。

いよいよGerald R. Ford Amphitheaterに到着です!

Ford Park内はとても綺麗に整備されていて、色とりどりの草花、鳥と川のせせらぎが劇場への道案内となりました。

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↑ こちらが劇場前、チケットを購入出来るBox Office

劇場内は屋根がかかっているのが、通常の劇場と同様の指定席。
屋根の外はLawn seating( 芝生席 )と呼ばれ、30ドル位の入場券で好きな場所を選び、観劇することが出来ます。入口の周辺には、バーやVail Dance Festivalグッズの販売もありました。グッズ販売は、ボランティアやインターンシップの方々で運営されていました。

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さあ、パフォーマンスの始まりです!

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まずはライブ演奏と共に、Michelle Dorrance振付の"NEW TO THE SESSION"
写真中央は、元 The Merce Cunningham Dance CompanyのメンバーでもありPam Tanowitz Danceで活躍するMelissa Toogood、彼女の後ろには元NYCBのプリンシパルダンサーでBroadwayでも大成功を収めているRobbie Fairchildが会場を盛り上げます。

こちらは、アメリカン・バレエ・シアター(以下ABT)のプリンシパルダンサー Devon TeuscherとCory Stearnsの二人。
Todd Bolender振付の"THE STILL POINT" は、透明感溢れるDevonと、爽やかなCoryの息がぴったりと合った美しさでした。

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そしてChristopher Wheeldonの"AFTER THE RAIN" 
Festival 後にNYCBのUnity Phelanはプリンシパルに昇格しました! そしてVail Dance Festivalの雑誌の表紙を飾っていたCalvin Royal IIIとの共演。

エストニア出身 Arvo Pärt作曲の "Spiegel Im Spiegel"と大自然の音が劇場を包む空間はとても神秘的でした。  

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George Balanchine振付の ”STARS AND STRIPES"は、NYCBでも注目を集めているMira NadonとABTのJames Whitesideの共演。長身でダイナミックながらも高度なテクニックを様するPas de Deuxに、会場も一気に盛り上がりました。

今回はCovid-19の影響で米国内ダンサーの出演でしたが、
世界中のバレエ団に所属するダンサー達の
夢の共演を見ることが出来るのも、
Vail Dance Festivalの見どころの一つです!

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最後は、NYCBプリンシパルダンサーのTiler PeckとソリストのRoman MejiaによるGeorge Balanchine振付の"TSCHAIKOVSKY PAS DE DEUX"です。一時はNY Timesで怪我からの復帰について、大きく注目を集めたTiler。そんな過去を感じさせない程、完璧なパフォーマンスを見せてくれました。パンデミック中は、Instagramで#turnitoutwithtilerと題してバレエクラスを毎日の様にLive配信する姿は、世界中のダンサーを勇気付けてくれました。今回パートナーのRomanは、ソリストながらに力強いサポート、跳躍感溢れるジャンプを披露し、今後の活躍がとても楽しみです!

パンデミック以降、待ちに待ったライブパフォーマンス。
会場はどの演目も拍手喝采。

鳴り止まぬ拍手は、素晴らしいダンサー達へはもちろんのこと、
「同じ空間に集まれる、感謝と喜び」にも送られた様に感じました。

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この日は久しぶりにインドの洋服Kurta(クルタ)でお出かけ。山の中なので、夜は一気に気温が下がります。夜の公演は、羽織やひざ掛けは必需品。中には冬用のダウンジャケットを持参している方もいらっしゃいました。今後行かれる方は、ぜひお忘れなく! 

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