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初心者が初心者にFUJIFILM X100Vを紹介する。

1 これを書くに至った思い

僕が初めてのカメラにX100Vを買ったのは2021年2月末です。
過去にカメラを購入したことはなく、つまり正真正銘の初心者です。
ただ初心者ながらもこれはいいものだ、と感じたので、それを同じような初心者の方に伝えたい、と思ってnoteに書くことにしました。

そういう経緯ですから、まずはじめに以下のことを断っておきます。

これは初心者に楽しく写真を始めてほしい、という思いで書かれたものであること

その主旨にしたがってテクニカルな内容は次回にすること

今回は精神的なことをたくさん話しますよ、ということ

2021.5.23に第2回を投稿しました
第2回ではカメラそのものについての話もしていますので、ご覧ください。
2021.8月、第3回を投稿しました
第3回ではフィルムシミュレーションの比較をしています。

カメラについてのnoteなので、とりあえず自分が撮った写真をいくつか載せます。全部Twitterにのせたことのある写真です。

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2 そもそも初心者が手を出していいカメラなのか?

※スペック・仕様等はこちらの公式HPにゆずります。

(1)結論:むしろおすすめ。初心者でも堂々としていられた
いきなり個人的な印象なんですが、正直街中でもどこでも、立ち止まって写真撮ってる人って目立ちませんか?
僕スマホで写真撮るのも恥ずかしくてほとんどしたことないんですよね。
でもX100Vだとなぜだか人目なんて気にせず、美しいとか、面白いと思ったものだけに集中できました。
その理由は次の(2)で。

(2)初心者でも堂々としていられるのはなぜ?

理由は3つ。
まず一つ目。

① 価格が高い&クラシカルな外観

X100Vの外観-18
X100Vの外観-23
X100Vの外観-14

元も子もない理由に聞こえますが、どうでしょうか?
15万円近いコンデジって、初心者が手を出す価格帯ではないと思うんですよね、たぶん。

しかもダイヤルだらけのFUJIFILMなので、カメラに詳しくない人にも見た目で、

「うわなんか高そうなカメラだ」

って思ってもらえそうですよね。

X100Vの外観-15

要はハッタリを利かせて、ビビらずにじゃんじゃん撮りたいもの撮って、その間に写真うまくなっちゃおうって魂胆です。

誰も僕のことなんてそんなに見てないのは分かってます。
だって人にどう思われてるかなんて、結局自分が自分をどう思ってるかですからね。

だからこそそれが邪魔になるんですよ、何か新しく始めたことに熱中したい、という時には。
高級&クラシカルな外観で、初心者っぽく見られにくい。これがまず一つです。

じゃあ次。

② カメラ趣味の人のサブカメラ候補だから(twitter見ての個人的意見)

上記①が他人全般にどう見られるか気になる、という話だったのに対して、
次は主に写真・カメラをされてる方からの視線が気になる(実際にそこに人がいるかどうかに関係なく)、というお話です。

僕がおかしいんですが、「初心者丸出し」とか「お上りさん」とか、そんな風に見られるのが耐えられません。
そんな僕にX100Vはぴったりでした。

なぜかって、X100Vってそのデザインやコンセプトが玄人受けするものだということがあって、写真やってる人のサブ機として非常に人気のようなのです。
これを利用すれば「今日はサブカメラだけ持ち出して撮ってるんすよ」的な演出をかますことができる、というお話です。

ちなみにこれにまつわる実体験があります。X100V買って1か月が経った頃です。
田舎のいい感じの駅で写真撮ってました。
そうすると隣のハイエースが、なんだかごつい撮影機材をじゃんじゃん降ろし始めました。
ああ今からプロが撮影するんだな、と誰の目にも明らかでした。
ちなみに下のはそのときに撮っていた写真。

x100v作例-3

そんな時にSONYのα6000系をぶら下げた責任者っぽい人が降りてきて一服し始めたんですね。で、僕はというと右手にX100Vを持っている。
普段だったら絶対にそんなことはしないはずなんですが、何を思ったかその人に話しかけたんですよね。
「何を撮られるんですか?」って。

そしたらその人がX100Vに気付いていろいろ聞いてきてくれて、話も弾んで、なんだか写真始めてよかったな~って思ったんです。オチないんですけど。
要はX100Vってのはそういういい雰囲気のカメラで、サブカメラとして人気なこともあり、まさか初めてのカメラだとは思われにくい、のかもしれません。事実はどうであれ、そう思えればそれでよいのです。

これが初心者でも堂々してられる理由の二つ目です。
では次です。

③ ファインダーが綺麗で、かつレンズが固定式・単焦点レンズだから

x100v作例-4

X100Vの電子ビューファインダー(EVF)の画素数はフルサイズ高級機と同等の約369万ドットです。とても綺麗です。上の画像はiphone8のメインカメラをファインダーに押し当てて撮ったものです。
背面液晶(LCD)を見ながらでも撮れますが、ファインダーが綺麗なのでファインダーを覗いて撮りたくなります。そうするとファインダーに写っているものしか視界に入りません。さらに「覗く」撮り方は対象に意識を集中させやすいです。
ちなみにOVFもとても楽しいのですが、ここでは割愛します。

またレンズ交換のできない固定式の単焦点レンズなので、自分が思った表現をしようと思えば足で動いて、近寄って離れて、立ってしゃがんで、寝転がらないといけません。
露出も調整しないといけません。
その間もファインダーを覗いています。

いやもう無理です。これで周りの目を気にするのは。
わかりましたか?
恥ずかしくても大丈夫、X100Vに身をゆだねればそんなことは忘れさせてくれます。ほんとうにX100Vはそういうカメラだと感じます、冗談ではなく。
撮り始めると他のことを考えられなくなるような。
コンセプトと機能が融合しているからでしょうか。
プロダクトとして本当に魅力的だと思える部分です。

あとファインダーで撮っていると他の人にはどんな写真を撮ってるのか分かりませんよね。初心者にはこれも大事です。

と、初心者でも堂々と撮れる理由の3つ目は、
撮影に没頭させてくれるハイテク(EVF)とローテク(固定式単焦点レンズ)のコンビネーション、でした。

以上が、「そもそも初心者が手を出していいカメラなのか」に対する答えでした。

まとめると初心者にこそおすすめ、ビビらずにあなたの感動、インスピレーションに従って、初めてでも堂々と撮影できるよ、ということです。

じゃあ次のテーマです。

3 X100Vで初心者が楽しく写真を始められるのか?

(1)結論:写真を始めた理由次第。そこが合えば最高のスタートになる。
これは今までに書いた内容より、より多くの人にとって大切なことかもしれません。
ここで質問ですが、みなさんが写真を始めたきっかけってなんですかね。

思い出しましたか?

カメラというのはあくまでも道具ですから、用途、ここでいえばあなたが写真を始めた理由・動機に合っていなければ当然、「なんか違うな」となるわけですよね。
そうすると使用頻度はどんどん下がっていって、結局違うカメラを買うか、あるいは写真やめちゃうかもしれません。

なので自分がなんで写真を始めようと思ったのか、思っているのか、これをきちんと認識することが大切です。
個人的見解ですが、このカメラをあまりおすすめできない方としては、完全に特定用途に使用することが決まっている方(Vlogとか)や、撮りたいもの・方法が限定的でかつそれがX100Vの守備範囲外(野鳥撮影や超マクロ撮影をしたい方)にある方、がパッと挙げられるかなぁと思います。

だいぶ長くなってしまったので、これから初めてのカメラを買おうと思っている人の中でもどんな動機の人に合うのか?とか、メカニカルな話とかフィルムシミュレーションについては次のnoteにまとめようと思います。

最後に最近好きだった写真です。

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ではまた~。

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