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他との違いを考える 1.世界水準の言語コーチングを日本語で

KECを他とdifferentにするもの」として、以下の6つを絞り出しました。

1.世界水準の言語コーチングを日本語で
2.コーチは言語教育と会話の専門家
3.自分らしいコミュニケーションを追求
4.あなたの「学びたい!」を全力で応援
5.いつでも、世界のどこでも受講可能
6."卒業"後もサポート

この機会にひとつずつ説明しておこうと思います。そうしながら、それぞれについて考えを深め、場合によっては表現を変えたり、もしかしたら中身をゴロッと変えるかもしれません。ご提案やコメントなどがありましたらぜひお知らせください。大歓迎です。

「世界水準の言語コーチングを日本語で」とは

なんだかいきなり大きく出た感がありますが、ようするに、アメリカの英語教育とヨーロッパの言語コーチングから得たことを、日本人向けに提供している、ということです。

アメリカの英語教育から学んだこと

私は学生、講師、助手として、計13年半、アメリカの大学院に在籍しました。英語教育を専攻し、移民や留学生に英語を教え、英語教員を養成するプログラムで教育実習の指導をしたり、理論のクラスを担当したりしました。教育者として心から尊敬できる教授や同僚、アメリカという新天地でがんばる外国人たち、彼らを言語面でサポートしようとする教員たちから、多くのことを学びました。

どんな立場で何をするにせよ、いつも私の頭にあったのは日本で英語を学ぶ人たち。教育理論も、教室で感じたことも、日々使う英語そのものも、「私の経験のすべては、のちのち日本の英語学習者に伝えるためにある」と思っていました。勝手にそう思っていただけですが、そのおかげで乗り切れたことはたくさんあります。


言語コーチングとの出会い

そんな中、コーチングに出会いました。イギリス出身で、当時ドイツに住んでいた Rachel Paling が、ヨーロッパ各地で開催していた言語コーチ資格講座を初めてオンラインで行うと聞き、参加しました。

アメリカも日本も、モノリンガルの多い国。外国語が話せるのは“特技”とも呼ばれます。一方、ヨーロッパには日常的に言語の交わりがあり、polyglot(多言語を使う人)も大勢います。言語コーチ資格講座には、「言語を学ぶ」ということを身をもって知り、なお新しい言語の学習をやめない人たちが集まっていました。

資格をとってからは、上級言語コーチのトレーニングやカンファレンス、コミュニティ内のやりとりによって、ヨーロッパ、北米、中南米の出身で、英語を含むさまざまな言語を扱うコーチたちとご縁ができました。「コーチングと脳科学で、世界の言語教育を変えよう」と力強く活動する彼らのエネルギーにはとてもかないませんが、KECのプログラムを通じて、「日本の外には、こんなふうに言語を学んでいる人がたくさんいるんだよ」ということは伝えられるかなと思います。

“日本語訳”にならないように

ただし、KECのサービスは欧米の概念やテクニックの日本語訳ではありません。外国の知恵や技術をそのまま持ち込んでも、日本にうまく根づくとは限らないからです。教育や言語など、文化に深く関わる分野ではなおさら。学習者一人ひとりに納得して学んでもらえるよう、工夫と試行錯誤を繰り返しています。


Photo by Andrew Neel on Unsplash

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