見出し画像

ノコギリが苦手な人でもまっすぐ切れるマイターボックスの使い方

DIYに興味を持って、SNSを眺めていると「あっ、これなら私にもできるかも?」と思うような簡単そうな家具やインテリアを目にすることは多々あると思います。

そしてノコギリと電動ドライバーを片手に、意気揚々と作り始めたはいいものの、木材をまっすぐに切ることができずに悩んでいませんか?

実際に私がDIYを初めて最初に木箱を作ったときも、木材をまっすぐカットすることができなくて、一気にやる気が失せたという記憶があります。

木材の切断面が斜めになっていると、せっかく寸法通りに切っても、いざ組み上げてみると傾いていたり、隙間があいていたりとなかなか綺麗なものが出来上がりません。

そんな時に役立つのが、マイターボックスです。


この道具を使うと、ある程度の精度のカットが初心者でもできるようになるという嬉しいツールです。

価格も数百円で購入できたり、中には100均で販売されているようなものもあるので比較的入手しやすいのも嬉しい点です。

そんな数あるノコギリガイドのなかから、私と妻がDIYを始めたときに使用していたSK11のマイターボックスについて書いておきたいと思います。

マイターボックスの基本的な使い方

マイターボックスは、木材をノコギリでカットする時の補助をしてくれます。

本体には90度、45度、22.5度、傾斜切断用45度の切り込みが施されていて、その切込みにノコギリをセットして木材をカットすることで、ノコギリが斜めに進んでしまうことを防止してくれます。

22.5度、45度、90度に対応しています

使い方も簡単で

  1. 木材をカットラインに合わせてセットする

  2. ノコギリを本体の切込み溝にセットする

  3. 溝に沿わせてノコギリを動かす

これだけで、ほぼほぼ目的の角度に木材をカットすることができます。

実際、今までノコギリを使ったことがないというノコギリ初体験の私の妻でも、モール材を45度にカットすることができていました。


マイターボックスが使えない木材

そんな便利なマイターボックスですが、カットすることができない木材もあります。それが、幅90mm以上の木材。

というのも、このマイターボックスの木材セット部分の幅が約90mmなんです。だから、これ以上の木材はセットすることが物理的に無理。

セットできる木材の幅は90mm

ホームセンターで売っている1820x910mm(3x6)の合板などは、セットすることができないので使用することができません。90mmの角材については、サイズ的にはギリギリいけそうですが、試したことがないので分かりません。

ただしそんなサイズの合板は、初心者の人がカットするとなるとかなりの重労働になるので、そんなときはホームセンターのカットサービスを利用するか、電動工具の購入を検討することをおすすめします。


マイターボックス使用時のおすすめポイント

そんな便利なマイターボックスですが、私が実際に使ってみて感じたおすすめのポイントを紹介したいと思います。

マイターボックス本体を作業台にビス止め

私が購入したSK11のマイターボックスは、本体両端にビス止め用の穴が空いています。この穴を利用して作業台などにマイターボックスをビスで固定することができます。

本体をビスで固定すれば安定感アップ

ビスで固定をすることで、本体がガッチリと固定されノコギリが使いやすくなります。

木材をクランプで固定

マイターボックス中央には、ちょっとした窪みがあります。この窪み部分にクランプを噛ませて、木材とマイターボックスを固定することができます。

クランプを使用した方が、木材を手で押さえてカットするよりも数段安定してカットすることができますし、なによりカットだけに集中することができます。

力の弱い女性やお子さんが利用するときは、特におすすめです。


カットラインは真上から

これは完全に私の実体験なんですが、ノコギリの刃が曲がってしまいカット面が斜めになってしまうという方は、この方法を試してみてください。

ノコギリの動きを刃の右側または左側から見てカットすると、刃が斜めに入っていきやすい傾向にありました。自分では真っ直ぐに切っているつもりでも、実際の刃は斜めに進んでしまいます。

ノコギリの刃を真上からまっすぐ目視して、後ろにまっすぐ引くことを意識するだけで、このカット面斜め問題はかなり解消することができたという経験がありますので、同じ問題に悩んでいるという方は試してみてください。


切り始めは刃の根本寄りで細かく

マイターボックスは便利なんですが、その溝部分には若干の遊びがあります。この遊びがあることで、切り始めがうまく行かないということもあります。

そんなときは、木材にある程度の溝(カットライン)ができるまでは、刃の根元部分を使うような意識で細かく動かすと、割とスムーズに行きます。

あとは予めカットラインに、カッターで切り込みを入れておくというのもおすすめです。


まとめ

マイターボックスがあると、今まであんなに難しかったノコギリでの木材カットが、格段にラクになります。価格も数百円と手頃なので、もしノコギリでのカットにお悩みならば試してみてください。

マイターボックスを使用して、今回紹介したポイントを意識することで、ノコギリへの苦手意識にも変化があるかもしれません。

木材のカット精度がある程度担保されることで、作品のクオリティにも変化があると思います。そしてなによりも、DIYがもっと楽しいものになると思います。

※本noteにある商品リンクは
Amazonアソシエイト・プログラムを利用しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?