kadota ippei

自分の接したエンタメの感想を書き進めて行けたら良いかと。

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「君たちはどう過ごすか ~俺たちのアニメ大作戦~」

いよいよ年末年始です。年末のソワソワ感と年始のまったり感の落差が自分はここらへんの時期が1番好きです。 そして忘れていけないのは2023年の振り返りです。今年は個人的には皆さまのおかげで濃密な1年でした。あれは今年だったよね~的な回顧にふけてしまいますね。WBC優勝が2023年の出来事なのはまだ信じられません。韓国代表にマウンドに国旗立てられた記憶が邪魔しています。 不要不急な自分語りはここまでにして、本題に移りたいと思います。年末年始はいい事づくめのように思えますが、非

    • あの人、結局何しに来たんやろか。。

      C新大阪行の新幹線に揺られながらキーボートを打ち進める土曜日の朝。皆さまいかがおすごしでしょうか?土日の早朝の街は平日には感じられないそれぞれの人の意志が見えるので嫌いじゃないです。上品な掴みからの今回はこちら。アメリカンコミックスを原作としてワーナーが日本で制作したオリジナルアニメというかなり色物でした。全体的に洋画っぽさがあってオシャレなアニメではありましたがいかんせん薄い。聞きなれない調味料めちゃくちゃ使っておしゃれさは出せているけど肝心の味が薄い。 感想 オシャレ

      • 山田尚子にオジさん構文を捧げます❕❕

        S残暑にすら辿り着いていない暑さに辟易しているであろうあなたへ。マジで暑すぎる。日本のスマホが高すぎるとか声高に叫ぶ前にやらないといけないことがある気がしてなりません。こんな中で今回はアニメ映画です。上映前のプレアドから気になって急ぎ目に行きました。さすがの安定と安心の山田尚子クオリティでした。美しい画面から示唆に富んだメッセージ性が滲み出てきている様で大満足な映画体験でした。 感想 充実した100分であったと言える。山田尚子独特の色彩とひたすらに美を追求した画面を浴び続

        • 勝つのは愛か、、、マッドか。。。

          A数年前からマイリストにあった作品をやっと見る事ができました。過去の自分の感性に狂いはなかったことを再確認出来ました。電車の中の視聴でしたが作品に大のめり込みでした。 感想 介護×ロボットの互いに素な組み合わせ。かなり異質で変な組み合わせではあったが”ちゃんとしていた”。来る高齢化社会に向けての布石としての『Zプロジェクト』を推し進める寺田とそれに対して忸怩たる思いを抱える晴子の2人はそれぞれの信念がぶつかって物語がより野太いものになっていった。この物語は晴子視点で描かれ

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        「君たちはどう過ごすか ~俺たちのアニメ大作戦~」

          みんな、「バンド」に救われる。

          SRe:に続いてみてきました。Re:Re。お盆だからとか関係なくめちゃくちゃ良かった。放送時はリアタイしてたのに普通に刺さってしまった。アニメ放送が終了しても終わりが見えないコンテンツ力にただただ脱帽しかないです。 感想 Re:が伊地知虹夏の物語だとしたら今回のRe:Re:は喜多郁代になるだろう。そう考えると今作品のサブタイトルの「目指す道は見えた。」が頷ける。文化祭ライブ後の保健室の後藤ひとりとのやりとりの「私は人を惹きつけられるような演奏はできない。けど、みんなと合わ

          みんな、「バンド」に救われる。

          人生における偶然の全てがここにある

          ADアニメストアで配信されていたので速攻で見ました。1度なくなっていた配信が今になって復活してめちゃくちゃにアツイです。今敏シリーズはパプリカ、Perfect Blueに次いでの3作品目です。全作品とも中毒性が高く、完全に沼にハマっております。今回も例に漏れずに良い映画体験でした。 感想 この作品の面白さの源泉は人間ドラマに時折入り込む推理要素にあると感じる。ギンちゃん、ハナちゃん、ミユキの3人のそれぞれの出自が解き明かされながら自宅前の写真、なにかの鍵、スナックの名刺か

          人生における偶然の全てがここにある

          家族が俺たちを変える。

          A極めて個人的な文化活動で飛行機で海外行ってました。そこの搭乗前から到着までで一気見してしまいました。空港で見るアニメの良さは果てしないです。空港でアニメ見るために海外行くと言い切っても問題ないと思います。そんな今回はこちら、12話で完結でサクッと見れました。王道にまっすぐで見応えもあり大満足なアニメ体験でした。放送時期のせいで割を食った印象です。 感想 あらすじだけ書くとSPYFAMILYの臭みがあります。SPYFAMILY1期直後の放送開始(2023年1月)だったこと

          家族が俺たちを変える。

          いざ、創造という狂気の世界へ

          S話題作を公開3日目に見に行ってきました。即書いた方が良かったのですが相変わらずのバタバタのせいで遅れました。ラグは出来上がりましたがそんなことは何ら問題がないドデカインパクトな映画でした。上映時間が57分だったのはにあわかに信じがたいです。体感は120分の長編アニメ映画でした。 ネタバレあります。これ以降は視聴後の一読をいただけましたら幸いです。 感想 ありきたりな感想で始まるが、何かに本気で取り組んだことがある人間全員にこの作品は刺さるし、ある意味では救いになるのか

          いざ、創造という狂気の世界へ

          響きすぎて留年してしまった。

          S見終わったよりか、終わってしまった。強烈な喪失感。俺たちは北宇治から卒業出来ていないのかもしれない。具体的には言えないが、今回で自分の中の何かを「更新」した感じ。とんでもない作品だった。 感想黄前久美子が3年生。これだけでも感慨深い。部長に就任するがまだ自覚が足りない様子を声の上ずりで表現する黒沢ともよはまじで先生すぎる。この変な久美子の一方で麗奈との関係はひたすらにけしからん。まじで他を寄せ付けなさすぎる。あの高坂麗奈が久美子にだけ見せるあの乙女な表情とめんどくさい女ム

          響きすぎて留年してしまった。

          お前も変人なんかい。

          A6月も終わりに近づき春アニメが完走へ向かってます。この時期になるとNoteで忙しくなるのは季節の訪れを感じることが出来て嫌いじゃないです。今回はこの作品。飛行機移動の暇つぶしで見始めましたが悪くなくて、むしろ良かったです。2024年春アニメのダークホース枠に認定です。 感想掴みからシュールな世界観でがっちりハートを掴まれました。異世界から転生してきて住まわせる的なやつはありきたりっちゃありきたりですが生活にがっちり適応するのは笑ってしまう。チート能力で無双してくれよ。そん

          お前も変人なんかい。

          このマンネリズムに祝福を!

          Aそろそろ夏がやってきて辟易としてる6月下旬。春アニメも終盤になってきました。まず完結したのはこの素晴らしい世界に祝福を。安定の3期でした。頭を空っぽにして見れるアニメは重要ですね。 感想 終始、このすばの安定感。テコ入れも全部当たってダレることなく突っ走ったのは良かったです。アイリスのシンプルに世間知らずなところがカズマと悪魔のマリアージュ。可愛いさも際立つのなんの。アイリスと周囲の護衛はまじで良かった。 ダクネスの結婚もベタな展開だったのは良かった。周囲の助けを借り

          このマンネリズムに祝福を!

          この映画、くそヤバい!俺たちはここで「絶対」になろう。

          Sはにゃにゃフワー。やべえの見てきた!ヤバすぎる!圧巻 壮大 A Perfect chinema。まじでとんでもなかった。感情ぐちゃぐちゃ。スゴイものを見た。この高揚感があるから映画ってのはたまらねえ。 こっからはネタバレ全開!見てない人はこれを読む前に劇場へ 感想 まず端的な感想を言うと、スゴすぎた。こんだけレビュー記事書いててこれしか言えへんのは悔しい。まじですごかった。冗談じゃなくてほんまに地球って終わるんやなって真剣に思わせる画面の強さが半端ない。まじで映画でやっ

          この映画、くそヤバい!俺たちはここで「絶対」になろう。

          脈打つ続編

          A暑くなってきました。エアコンの除湿モードが大活躍中です。今回はそんな暑さ負けないアツさをもった?今作品。アニメは社会現象を引き起こしたと言っても過言ではない今作品の総集編。金の成る木を見つけ出した制作陣の商魂ぶりには感服せざるを得ませんが観てきました。とはいえ、一大ムーヴメントを引き起こすほどの圧倒的な実力で今回もなんだかんだで満足な映画体験。三菱よりニクいね。 感想 結局、内容としては総集編の前半分。1話20分×12話の合計240分を90分×2本になりそうなので薄味に

          脈打つ続編

          ウマ娘は、爆発だ。

          S友人の影響で去年頃から映画館で映画を見る機会が増えました。映画体験を繰り返していく内にマキマさんのこのセリフに納得している自分がいます。 複数回映画を見に行く自分ではありますが、大半の作品は「良かった。悪くはなかった」ぐらいの感想に着地します。しかし、ごく稀に自分の感性の物理法則を無視するかのような作品に出会います。今までの人生で積み重ねた価値観が粘土のように捻じ曲げられていくあの理不尽にも似た感覚はたまらなく好きです。今回はそんな見た人にドデカ感情を生み出して、今後の人

          ウマ娘は、爆発だ。

          まずは四角形の面積を拡大していただいて...

          Bもう春ですね。と吹聴してたら寒くなってきました。この時期の洋服のマネジメントが難しすぎて毎年体調を壊しているような気がします。こんな季節のご挨拶から始まった今回のレビューは「トラペジウム」。スケジュールが上手くハマって公開初日に見に行くことが出来ました。原作者が乃木坂46の1期生の高山一実という色物な作品でしたが中身はうん、、、惜しいなって感じ。 感想 原作者がバチバチにアイドルだったこともあり作中のメンバーのセリフのリアリティが高い。アイドルが長編小説という浅はかさが

          まずは四角形の面積を拡大していただいて...

          え?この期に及んでキスなんですか?

          B2024年冬アニメのレビューもそろそろ佳境です。ダウナーな雰囲気で終始進行していたこともあり、名が売れることはあまりありませんでしたが好みなアニメでした。各クールごとに掘り出しものな発見があるのでやっぱりアニメは良いですね。 感想 2-3話ぐらい完結する話を複数ある構成。各話でゲスト声優的な存在がありそこには金がかけてる印象。とは言うものの日笠陽子、早見沙織、富田美憂、花沢香菜などの「あ、この声はあいつやな」タイプの声優ばっかり起用したので物語の重要人物が薄々わかってし

          え?この期に及んでキスなんですか?