見出し画像

脈打つ続編

A

暑くなってきました。エアコンの除湿モードが大活躍中です。今回はそんな暑さ負けないアツさをもった?今作品。アニメは社会現象を引き起こしたと言っても過言ではない今作品の総集編。金の成る木を見つけ出した制作陣の商魂ぶりには感服せざるを得ませんが観てきました。とはいえ、一大ムーヴメントを引き起こすほどの圧倒的な実力で今回もなんだかんだで満足な映画体験。三菱よりニクいね。

感想

結局、内容としては総集編の前半分。1話20分×12話の合計240分を90分×2本になりそうなので薄味になることはなさそう。少なくとも今回の「Re」は問題なかったです。始まってからの虹夏とぼっちのマナー講座動画が個人的には好きです。こういう細かいホスピタリティがこの作品が爆発的にヒットした要因の1つと個人的には感じます。内容は言わずもがなで新鮮味はありませんがやはり映画館の音響で浴びるライブシーンは圧巻。これで映画にする意義をちゃんと感じれて満足です。昨今のアニメ映画はわざわざ映画館でやる意味を見出せない作品がいくつか存在するのでこの点は良かったです。

ここからはアニメの内容に話していきたいと思います。そして結束バンドのメンバーのかけ合いの心地よさは相変わらず。ツッコミの虹夏、ボケの山田、ちょっとズレてる喜多、ぼっちな後藤。全員が絶妙な調和のもとで成り立っていて最高でした。総集編なんかよりさっさと続編を作ってくれよって話です。

そして、私信ですが後藤ひとりは令和の主人公像を変えた1人と感じております。今まではルフィのような目標に真っすぐな暑苦しくそれに仲間が呼応するが主人公な印象でしたが、今はチェンソーマンのデンジ、後藤ひとりのように圧倒的な才能が他者に見つかって少しずつスターダムを上がっていく人を巻き込むというよりは巻き込まれていく主人公像の方が人気な気がします。これがダメなどではなく時代の変化であり一考の余地があると感じます。あくまで印象論であるので反証は山ほど出てきそうな話であることを最後に書いて予防線としておきます。

とはいえ、総集編でありながらもなんだかんだで満足させてくれた今作品。ここまでメディア展開してるので続編が脈打っていることを信じて。。。

この記事が参加している募集

#アニメ感想文

12,683件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?