ノリと限界のモロッコ・マラケシュ旅行④:ラクダに乗った日
kdkです。
2023年6月にモロッコ・マラケシュへ旅行してきた記録を書きます。かなり上がり下がりのある旅行になりましたが、モロッコが悪いのではなく、あくまで私の準備不足で理解が足りていなかっただけですので悪しからず。
こういった事情で楽しいだけの記録じゃないですが、よければ読んでいってください。
前回の記録はここから。
ラクダに乗る
友人の伝手でラクダに乗ることになった。
20ユーロくらいだっただろうか。
マラケシュから車で少し外れたところ。砂漠でもはないけど建物が少なくて都会を離れたところに遊びに行くことになった。
ラクダに乗る準備
アクティビティ会社のようなところでラクダに乗るために服を貸してもらった。
ここでも出た「サハラ巻き」。
モロッコを観光していると何回も巻かれることになる。
これ、ラクダ乗ってる時にちょっと外してしまったら、外したら髪の毛がとんでもなく砂まみれになっていた。砂漠じゃなくても建物と湿気がなければ砂は舞うよね。
現地の格好は理にかなってるものが多いと実感した。
SNS慣れしたラクダ会社お兄さんに動画や写真を撮ってもらい、いざラクダの元へ。
いよいよラクダに乗ラクダ
馬に乗るのが乗馬なら、ラクダに乗ることはなんというのだろうか。乗駱駝だろうか…。
馬に乗ったことはあるものの、記憶の奥底の方である。
しかも馬って馬が完全に立っているところに乗るじゃないですか。横にお立ち台みたいなのがあって。
ラクダって座ってるラクダに乗るんだよ。知ってた?私は知らなかった。
しかもラクダ、後ろ足2本で立ち上がってから前足でも立つんですよ。
ラクダ乗ってて「ガッタン!」ってなるとは思わず、「こんな感じなのか!」と、かなり驚きました。
乗り心地は安定していてゆったり。
私がお世話になったのはアブドゥ君でした。アラブでよくある名前なんだって。ありがとう、アラブくん。感謝。
ラクダで散歩
小1時間ほどラクダのアブドゥ君と先導のお兄さんと友人とそのラクダとで散歩をした。
友人のラクダは何か訴えたいことがあるのかずっと鳴いていた。
ラクダの鳴き声をご存知だろうか。私は知らなかったのだけど、「モー」と鳴くらしい。馬みたいなフォルムなのに鳴き声は牛に近いなんて…。
体験しないとわからないことは多い。というか、体験して初めて「こんな面白いことがあるのか!」と視点が広がることが多い。
少しずつ日が落ちてきて、私たちの影もながくなり、それはそれは幻想的な景色が広がっていた。
夕日もとても綺麗で、この旅行でやっと「あ、マラケシュいいじゃん」と思えた瞬間だった。
ラクダとの散歩を終えて
日本で友人と競馬場に行った時、「馬が砂に寝転ぶのはシャワーなんだよ」と教えてもらったのだけれど、ラクダも同じ方法でシャワーを浴びていた。
そりゃ疲れるよね。ありがとう、アブドゥくん。
夢のような、あるいは現実逃避のようなラクダツアーでした。ラクダよ、ありがとう。おいしいものをなるべくたくさん食べておくれ。
ラクダのところからの帰り道からも綺麗な景色を見ることができた。マラケシュっぽい木が並んでるのがとてもよかった。
Bye Bye マラケシュSee you again
次の日の早朝便でフランスへ。
チェックインカウンターではお兄さんが「僕日本好きなんだよね!こんにちは!」みたいなことを言ってくれてちょっと癒された。
ただ航空券は手書きだった。
「そんなことあるんだ」とかなり驚いた。世界には知らないことが多いなあ…。
無事帰宅し一安心。
ただ体調不良は引きずっており、のちに小麦と相性が悪いのではないか疑惑が発覚。カルチャーショックというかなんというかのせいで1週間くらい寝込んでいた気がする。ひとまずは無事に帰国できてよかった。
まとめ
今回は、勉強不足・準備によるカルチャーショックが大きく影響する旅行になった。
あとは、いくら良い人でも、一人一人違う文化を持っていて、いろんな側面があることを再認識した旅行でもあった。
それは国籍とか性別とか宗教とか変わりにくいものだけではなくて、年齢とか年代とか、経験してきたものやこととか、旅行に対する価値観とか、私に対して抱いてくれているイメージとか、いろんな要素が混ざってるんだなと感じた。
前にも書いたけど、私にとって価値がある旅行は、自分で実際にその国・土地へ行って生活や文化を肌で感じながら、生活に基づいた、あるいはその生活に影響を与えたような建物や「観光地」を巡って、知識と経験で点と点を繋いでいくような旅行なのだと思う。
酒が飲めればなお良い。
今回は失敗でもあり、いい経験でもあったなと思う。これを活かしてこれからも旅行していきたい。
モロッコにもいつか再チャレンジする!
以上でモロッコ旅編、完結!
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