挫折で人はサイヤ人になれる

ここ数日、ブログ熱が上がっております。
正月気分が抜けて仕事モードに入ったんでしょう。
（私は有料ブロガーではないので、あくまで趣味ですが。。）

「鉄は熱いうちに打て」という格言もあるので、衝動をそのままに書きたいことを書いていきたいと思います。

非常にキャッチーなタイトルにしてみましたが、伝えたいのは１つです。

「挫折は若いうちにしとけば、リカバリー期間は長い」

挫折をネガティブなものではなく、ポジティブなものとして捉えましょう。
それを実体験から伝えたいと思います。

サイヤ人については皆さん御存知ですよね？
はい、悟空やベジータたちです。
サイヤ人の特性として「死の淵からよみがえると、戦闘力が向上する」というものがあります。

「死の淵」とは、本稿における「挫折」を指します。
言いたいのは「挫折から立ち直れば、自分という殻を破りアップデートされた人間になれる」ことです。

挫折は辛く苦しい気持ちをもたらします。
「なんて情けないんだ」と自分の不甲斐なさを責めたりもします。
自分に自信がなくなり、人生も見ている景色も灰色にしか見えません。

私も結構な期間、そんな状態でした。

挫折のきっかけは一つのクレームでした。
詳細は書けませんが、物凄く怒られたんですよね。
仕事の経験も豊富になり、それなりに実績もあげていた時期でした。
だからこそ「何をやってるんだ、俺は」と本当に落ち込んで、積み上げてきた自信を失いました。

そんなことで？と思われるかもしれません。
でも私にとっては、それまでの人生で最大級の挫折でした。

挫折に具体的な定義なんてありません。人によって違います。
ある人には受験であり、恋愛であり、夢であり、破産であるでしょう。
私の場合は仕事、それも一つのクレームだっただけの話です。

この時の年齢は30代の前半。
「ああ、残りの人生には良いことなんてないんだ…」と思いました。
今振り返ると、なんて真面目なんだと思います(笑)
まあ真面目な人ほど、深刻に考えてしまうものです。

でもその挫折で、自分のことを深く考えるようになりました。
今までの人生を思い出して、記憶に残っていることを時系列で全部ノートに書きだしました。

嬉しかったこと、悲しかったことなど「心が動いた時」には共通点があります。
その共通点こそが個人の行動原理です。

私の場合は「他者からの承認」でした。

良く言えば「褒められると伸びる子」、
悪く言えば「褒められないと伸びない子」。

承認欲求が強いタイプだったことに気付きました。
（だからこそ、クレームで死ぬほど凹む。。。）
でもその承認欲求こそが自分を苦しめていると分かり、意識的に行動を変え始めました。

30年培った行動原理です。簡単には変わりません。
でも行動を少しずつ変えていく度に少しずつ、「他人が何を思おうが、自分の人生には関係ないんだ」と価値観が変わっていきました。

「考え方を変えたら、価値観が変わり行動も変わる」わけじゃありません。
逆です。私の体験から言えるのは、
「行動を変えたら、価値観と考え方が変わる」んです。

そんなこんなで今の私は、以前の私から相当変わりました。
これまでやったことのない小さな挑戦を繰り返したこと、アウトプットするようになったのを処方箋にして。

具体的には…
①SNSでコメントを始めた
（アウトプット）
②本を読む、最新のアプリを使ってみる
（新しい刺激）
③興味あることは自分で調べてやってみる
（主体的な挑戦）
④noteでブログを始める
（クリエイト）

読書ではアドラー心理学の『嫌われる勇気』の影響が大きかったです。
求めていた答えが見つかりました。

これらを毎日繰り返した結果、ふと気付くと「変わったなぁ」と思う自分がいました。いろんな意味で今までと違う経験値が溜まったんでしょう。

「成長した」とは「変わること」なんです。

仕事のやり方も変えていきました。
「社内で認められるため」ではなく「お客さんとwin-winになるため」へ。
そうなると仕事の進め方も必然的に変わります。

社内会議など「顧客に価値を生まないもの」への関心はなくなり、「如何に顧客を知り、仲良くなり、課題解決ができるのか。役に立つことができるのか」に時間と体力を使うようになったのは良かったです。

お客さんへの提案の刺さり方が段違いに深くなりました。「変わった銀行員」になりましたが、こんな銀行員は滅多にいません。

だいたい、noteで銀行や金融の記事を実名で投稿している銀行員はいないんじゃないでしょうか？

まとめに入ります。

誰もが挫折したくないのは分かります。そりゃ辛いのは嫌ですよね。
でも私が「この人は凄いな」と思う人は、挫折から立ち直り「サイヤ人」になった人が多いと思います。

サイヤ人は周りに振り回されません。
確固たる軸を持っています。

そして常に自分を磨き続けてます。
強い好奇心を持ったまま。

インプットしたものを独自に消化してます。
それを人に与えることを惜しみません。

失敗を恐れず、チャレンジしてます。
むしろ失敗を糧にして進んでいける人々です。

あのクレームは嫌な記憶になってません。
クレームがあって良かったとまで達観してませんが、挫折したのが若い時で良かったとは思います。
老後に挫折したらと思うと、立ち直れるのか自信がありません。

自分を好きになれない人生は不幸です。
私は今の自分が好きですし、自信も取り戻しました。

挫折したときに立ち直れるかは、その人次第です。
誰かの助けはあっても、自分を変えられるのは自分だけしかいない。
でももし、読んでくれている人が挫折して絶望の中にいるなら、本稿がその一助になれば幸いです。

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