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失敗は最高のエンターテインメントになる!

今日の記事のテーマは「失敗はエンターテインメントだ!」です。最近、真面目な記事ばかり書いてきた反動で、ライトでアホみたいなことを書きたい欲求が抑えられなくなりました(笑) 

今の時代、「成功する」ことがやたらに重要視されてます。でも成功談ばかり聞くのってウンザリしませんか?例えるなら、会社の飲み会で上司や先輩の自慢話を延々と聞かされているようなものです。誰もが経験したことがあると思いますが、「まだ終わんねーの、その話…」や「何回同じ自慢を繰り返すねん!」って気持ちになりますよね。

そう、成功話は笑いにならないんです。更に言うと再現性も低いんですよ。成功はその人の人格や能力、その時の景気や状況、運によって左右されるからです。

一方で失敗談は笑いになり、場を盛り上げます。失敗はエンターテインメントなんです。もう一つ伝えたいのは「どんな失敗でも、時間がたてば笑い話になる」ことです。失敗を恐れて挑戦しなくなることこそ、人生の最大の失敗なんです。ある名言を紹介します。

「失敗というのは……いいかよく聞けッ!真の『失敗』とはッ!開拓の心を忘れ!困難に挑戦することに無縁のところにいる者たちのことを言うのだッ!」

これは実業家のスティーブン・スティール氏の言葉です。まあ「ジョジョの奇妙な冒険 第7部」に登場する架空の人物なんですが(笑) 私はこの名言が好きなので引用しました。漫画から得られる教訓は多いですねー。

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画像は「スティール・ボール・ラン」文庫版第1巻から引用

それでは私の失敗談を話します。最近起こったものと思い出深いものです。

【家の鍵紛失事件】

今週の月曜日、家の鍵を紛失しました。帰宅したときにポケットに鍵がないことに気付きました。幸い、嫁さんが仕事休みで自宅にいたので、家には入れましたが。

必死にその日の動線を思い出しました。その日は午前と午後に1件ずつ外回りしてたんです。「どこで落としたのか?多分、あそこかあそこだ」とりあえず落とした場所をある程度絞り込みました。

鍵を紛失した場合、初動は警察への連絡です。電話しましたが、「今日だけで鍵の落とし物が都内で50件あり、どれか分からないので近くの交番に行って逸失届を出して欲しい」とのこと。逸失届を出せば、鍵が見つかった時に連絡が来るようです。(1日で50件も鍵の紛失があることにも驚き!)

また不動産管理会社にも連絡しました。しかし業務時間外で繋がらない。この連絡は明日にするしかないと諦めました。非常事態のため、頭には色々な思考が入り乱れてます。「合鍵は作るべきか」、「職場で落とした可能性も高いから、明日の朝に伝えて捜索しないと」。

最寄りの警察に行くため仕方なく着替えて、プライベート用のカバンを準備。カバンに財布を入れた時、カバンに鍵を発見!!

気が抜けて、どっと疲れました…。

思い込みは怖いですねー。まさか最初から鍵を持ってなかったなんて、考えもしませんでした。前日に外出した時に鍵をカバンに入れたままだったんです。どうでもいいですが私の血液型はA型で、かなり几帳面なタイプです。そんな自分を信じていたからこそ起きた失敗です。(厳密には失敗未遂ですね)

得られた教訓は、鍵を無くすとマジで面倒くさいことを知ったこと。万が一、自宅に侵入されるかもしれないので、精神衛生上よろしくないことです。

【遅刻と坊主事件】

8年くらい前の話。当時の私は独身で、毎日のように仕事帰りに飲んでました。職場で同じ課で働いていた先輩Sさんと後輩Kが飲み仲間で、よくつるんでました。

その日も3人で飲みに行きました。後輩であるKは仕事がうまくいってなくて、彼は毎日上司から怒られてました。私は先輩なので偉そうに講釈垂れてたと思います(あかんやろww)。

飲み始めて1時間後くらいに突然Kが「ちょっと席を外します」と言って、どこかに行ってしまいました。ポカーンとする先輩Sと私。「あいつ、どこに行ったんですか?」「さあ…」

30分くらいしてKが戻ってきました。その姿を見て唖然。なんと!彼は丸坊主になっていたのです(笑) 「え?どういうこと??」当然そう聞きました。「僕は生まれ変わります!これはその決意表明です!!」彼は熱く宣言しました。

何故か心に来るものがありました。
「おお!お前は変われる!今日から変わるんだ!乾杯しよう!」

3人ともテンションが爆上がり状態!何軒かはしごして飲みまくりました。最後にカラオケに行って熱唱!私の記憶はところどころ飛んでます。それくらい飲んで騒いで2時過ぎにお開きになり、それぞれ家に帰りました。。。(ちなみに当時、全員が独身でした)

翌朝。電話で目を覚ましました。ケータイには職場の電話番号が表示されてます。時刻は始業時間。電話に出ると職場の同期の声がしました。「お前、なにやってんねん?遅刻やぞ!」

もう諦めの境地です。「やってもうたなぁ」と思いながらもどうすることもできないので、「ごめん。これから準備して向かうから会社に着くのは1時間後くらいになると思う。上司に伝えといて」と言って切りました。

既に遅刻は確定してます。怒られる覚悟をしながら会社に着きました。ちょっとビビりながら職場に入ります。明らかに張り詰めた空気がそこにありました。「うわー…」と思いながらも上司のところに向かいます。謝罪しましたが、上司の顔はまだ強張ってます。「自分の席で待っとけ」とだけ言われました。

「なんかおかしいな」と思いながらも自分の席に座りました。その違和感はその後分かります。30分後に先輩Sさんが入ってきたのです。「Sさんも遅刻したんかい!」と思いましたが、後輩Kの姿も見当たりません。「まさか、あいつも?」その予感は的中しました。

更に30分後、Kが現れた瞬間に職場は笑いに包まれました。堪えられないという笑い声です。だって彼は丸坊主で来たんですから。その経緯を知らない人には「遅刻で反省して丸坊主になってやってきたアホ」にしか見えません。あれだけ怒り心頭だった上司も気が抜けた顔になってました。

でも真実は違うんです。彼の坊主は「生まれ変わる坊主」であって、「ごめんなさい坊主」ではない。彼の生まれ変わるという決意は私たち以外に知られることなく、全て謝罪に変わってしまいました。そもそも「生まれ変わる」と言った翌日に遅刻してるんですから、全く生まれ変われませんでした(笑)

この事件の凄いところは「別々の家に帰った3人が一斉に遅刻したこと」です。誰か1人なら、ここまでの大騒ぎにならなかったでしょう。事実、上司を含めた職場の人々は「あの3人がどこかに一緒に泊まって遅刻したんだろう」と思ってたみたいです。

奇跡的な偶然だったのか、それともテンションが上がりすぎてキャパオーバーに飲みすぎた必然だったのか。当然ですが事情聴取され、こってりと怒られました。

先輩Sさんと後輩Kは職場が変わった今でもプライベートで親交がある親友になりました。いまでもこの話をしては笑いながら飲んでます。


如何だったでしょうか?

書き終えて思ったことは「全く挑戦した結果の失敗じゃないやん」です(笑)ただの失敗ですが、【遅刻と坊主事件】は失敗の笑い話としては鉄板です。

宜しければ、是非あなたの失敗談を教えてください。

失敗を笑い飛ばして生きていきましょう!!

#コラム #失敗 #エンターテイメント #笑い話 #思い出

宇宙旅行が夢の一つなので、サポート代は将来の宇宙旅行用に積み立てます。それを記事にするのも面白そうですねー。