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アメリカ留学事件簿~スリ編
週末は息抜きタイムとして、私がアメリカ留学中にあった様々な事件について紹介しようかなと思います。すべて実体験です。
日本はカフェやレストランで席に財布やパソコン、携帯を置いたままトイレに行っても平気だし、夜遅くても女性一人で歩けるし、歩きながら身の危険を感じることはほぼないのですが、アメリカでは違いました。
普通に気をつけて生きているとそこまで危険ではないのですが、私の住んでいたシカゴでは、いくつか注意ポイントが必要で。
夜一人ではなるべく歩かない。
昼間であっても、ある一定の地域に入ってはならない(危険なので)。
かばんや持ち物は気をつけて持ち、いつも肌身離さずに持つ。
カフェやレストランでは、絶対に貴重品を置きっぱなしにはしない。
などなど、いろいろ気をつけておかないといけないポイントがあったのですが…、事件は起こったのです。
犯行は15分の間に。
よく通っていた駅の真下のスターバックスに友達と二人でコーヒーを飲みに行きました(上の写真は別のカフェの写真です)。駅下なので、お客さんも店員も比較的に多いところ。レジ近くの小さな丸テーブルに二人で向かい合って座り、かばんを背もたれの方にかけて座っていました。
それから約15分。「あ、かばん背中に置いてくのは危ないかな。ひざの上にしよ。」と思い、かばんをひざの上に移動。
ピコンピコンと鳴り始めた携帯
しばらく座って話してスタバを出ると急に携帯がピコンピコンと鳴り始めたのです。よく見るとデビットカードの使用履歴が急に届き始めた。Traget(日本で言うイオンみたいなところ)で約350ドル。それからオクラホマにあるレンタカーで約50ドル。「え!」と青ざめてかばんのなかを見ると財布だけない!!
しかもかばんはチャックとか開いているタイプのかばんではなく、鍵のようなフックが2つついているタイプなのですが、財布だけがきれいにない。
つまり、あの背もたれにかけていた15分の間に誰かがわざわざフックを2つ開けて財布だけを抜き取り、何もなかったかのようにフックを閉じて去っていったのでした。しかも目の前に向かいあっている友達がいるのに。友達はまったく気づかず、私も気づかず。
不幸中の幸い
財布の中にデビットカード2枚と、日本のクレジットカードを1枚を入れていたのですが、通知が来たのは最初の2枚のデビットカード。
通知をよくよく見ると、残高不足で支払いができなかったとのこと。笑 なんと貧乏学生の私はどちらの口座にも約35ドルと10ドルほどしか残高がなかったのです。笑
おかげで犯人が使いたかった350ドルの買い物はできず。せめて50ドルやったらいけるやろうと思っていたオクラホマのレンタカーもあいにくゲットできず。
さすがに3枚目の日本語で書いているカードを使うのはできなかったのか、不幸中の幸い、無傷で済んだのです。
ただ、入学祝いで姉に買ってもらった高かったPaul Smithの財布が1年も使わずにさよならになり。何かあった時用の非常用の日本円4万円が去っていきました。
そこからは何が何でもどんな時でもかばんは肌身離さず、膝の上かずっと目に見えるところに置くようにし、残り3年間は一回もスリに会わずに済んだのでした。
油断大敵。アメリカだ。
アメリカは自由の国、親切にしてくれる人も多いし、親しみやすいし、とっても過ごしやすいのですが、油断大敵の国。他にもあらゆる事件に巻き込まれたので、週末に少しずつ書いていこうと思います。
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(かわいいくまのラテは日本のカフェのもの^^)
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