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Good to Great ― KC B team

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小宮コンサルタンツのコンサルタントによる経営のお役に立つコラムです
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記事一覧

小和田哲男先生との対談記事 豊臣秀吉編

隔日で4回、ダイヤモンド・オンライン及びYahooニュースにて歴史家・小和田哲男先生と私との対談が掲載されています。 第2回目は豊臣秀吉編となります。 豊臣秀吉に臣従したのち大きく分かれた前田利家と佐々成正の違い、「中国大返し」における秀吉の段取力、事業承継において、うまくいった毛利家と豊臣家の違いについて比較しています。 最後の毛利家・小早川隆景の情報収集力が正しい方向付けに導いた話しは、現代に通じるものだと感じ、先生ともそのようなお話しをさせて頂きました。 ぜひお

コミュニティーの一員として受け入れる

先日、ある企業様で、ベトナムでの従業員採用活動についてお聞きする機会がありました。同社様では、これまでも外国人従業員の採用実績はありますが、募集してきたら応じるという対応で、積極的には採用活動を行っていませんでした。 しかし、今後継続的に従業員数を確保していこうとすると、より踏み込んだ外国人の採用活動が不可欠だという判断になったそうです。初めてベトナム現地に行き候補者との面談も行ったということです。 次のようなお話でした。 あくまでも、いち企業によるひとつの事例のため過

著書『リーダーは日本史に学べ』紹介のダイヤモンド・オンラインさん記事(24/6/25)

連載でダイヤモンド・オンラインさんで著書『リーダーは日本史に学べ』のご紹介をして頂いています。 本日は4番目の見出し「実績をあげて出世する者ほど、上司に気をつかうべきだ 伊達政宗」の前半部分で、伊達政宗と天下人、秀吉や家康との関係を描いています。 20代前半にて南東北を統一した伊達政宗。自由奔放なベンチャー経営者のようでしたが、秀吉に臣従してからは中間管理職のような気苦労が続きます。 そこからの学びからか、家康の天下になってからは政宗は気遣いの人となります。ただし、単な

二重価格の今後を考える

6月14日の日経新聞で、「値上げ 変わる食卓の常識4 二重価格でも「安すぎる」」というタイトルの記事が掲載されました。「インバウン丼」と称されるなど、外国人観光客向けの高額な丼ものが最近話題にもなっていますが、その背景について取り上げている内容です。 同記事を抜粋してみます。 同記事からは、2つのことを考えました。ひとつは、料金設定の適切な根拠を明確にすることの必要性です。 同記事中の識者の示唆によると、料金の適切な説明ができれば、複数の価格設定は法的に問題にならないと

著者『リーダーは日本史に学べ』の重版が決まりました!!

著書『リーダーは日本史に学べ』の重版が決まりました!! みなさまのご支援のおかげです。 ありがとうございます。 ※Amazon予約サイト ※楽天ブックス予約サイト

小和田哲男先生との対談記事 織田信長編

本日から隔日で4回、ダイヤモンド・オンライン及びYahooニュースにて歴史家・小和田哲男先生と私との対談が掲載されています。 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を中心に対談していますが、本日は織田信長編となります。 信長のネガティブな面とポジティブな面の両面をお話ししています。 信長の先進性は、父親からの学びや、失敗からの学びから来ていることを対談から感じました。 ぜひお読みください。 ※Amazon予約サイト ※楽天ブックス予約サイト

お年玉に金利をのせてみる

「いろいろな人からもらったお年玉の半分は好きなことに使ってよい。残り半分は預かっておく。預かったお金は大きくなって必要な時に使えるよう、大切にとっておいてあげる」 子どもに対して、こんな感じの対応をしている親も多いのではないかと思います。うちも、この考え方に近い対応をしています。 個人的には、適切な対応だとは感じながらも、なんとなく違和感も覚えていました。しかし、その違和感を自分の中で明確に言語化するには至っていませんでした。 先日、ある子ども向けお金の教育体験セミナー

痛みの謎を解くプロフェッショナルスキル:整体師とコンサルタントの共通点

右側のお尻…のような、脚の付け根の裏側のようなところがイタイ…。調子に乗って100mダッシュを12本というインターバルトレーニングをしたせいか…。 趣味のマラソン、色々とフォームを変えていきたくてスピード練習に励んでます。…が、ムリはいけませんね。 整体に行って診てもらいました。すると、痛い方とは逆の左足、しかもふくらはぎの方が張っているという。「いや~、そんなことないでしょう」と言いかけたが、押されるとものすごくイタイ…。整体師さんいわく、足の可動域の具合や張り具合を診

著書『リーダーは日本史に学べ』紹介のダイヤモンド・オンラインさん記事(24/6/23)

連載でダイヤモンド・オンラインさんで著書『リーダーは日本史に学べ』のご紹介をして頂いています。 本日は3番目の見出し「その者と親しき仲を続けつつ、部下として最善を尽くしてみよ 前田利家」の最終部分となります。 本見出しは前田利家にフォーカスをあてながら「出世の格差」がついて、出世で先行している人と親しくしつつ、その立場で最善を尽くせばまた道が開けてくることを紹介してきました。 ただ、この本質は「出世の格差」に限らないと私は思っています。 人間、出世に限らず、「うまくいか

原付の思い出

ホンダが原付(総排気量50cc以下の原動機付き自転車)の生産を2025年5月に終了するそうです。 最近では電動アシスト自転車などの普及や駐車場の問題もあり見かけることも少なくなりました。2023年の50cc以下の国内出荷は9万2824台と比較可能な範囲でピークだった1982年(278万4578台)の3%の水準まで落ち込んでいました。 現在、原付はホンダ・ヤマハ・スズキの3社で販売していますが、ヤマハの原付はホンダに生産を委託しており2社でシェアの9割を締めています。また原付

著書『リーダーは日本史に学べ』紹介のダイヤモンド・オンラインさん記事(24/6/22)

連載でダイヤモンド・オンラインさんで著書『リーダーは日本史に学べ』のご紹介をして頂いています。 本日は3番目の見出し「その者と親しき仲を続けつつ、部下として最善を尽くしてみよ」の中段部分となります。 本日は、昨日までの前田利家の紹介も踏まえつつ、「出世の格差」がついた時の心構えなどについてご紹介しています。。 ぜひお読みください。

著書『リーダーは日本史に学べ』紹介のダイヤモンド・オンラインさん記事(24/6/21)

連載でダイヤモンド・オンラインさんで著書『リーダーは日本史に学べ』のご紹介をして頂いています。 本日は3番目の見出し「その者と親しき仲を続けつつ、部下として最善を尽くしてみよ」の前田利家の紹介の続きとなります。 本日は、出世した豊臣秀吉に対する前田利家と佐々成正を対比しながら、プライドから自滅した佐々成正に対して、与えられた立場のなかで最善を尽くした前田利家を紹介しています。 そして、秀吉とは出世で敗れた前田利家の前田家が、豊臣家滅亡後も繁栄したことは、歴史の皮肉もありつつ

「気候退職」を考える

6月7日の日経新聞で、6月2日付 英フィナンシャル・タイムズ記事「「気候退職」企業の心構えは 若手確保は行動が大事」が紹介されていました。企業が環境問題へどう対応するかが、従業員の退職に影響を与えると説明している内容です。 同記事の一部を抜粋してみます。 私が就職活動をしていたころは、環境問題への取り組みを就職先の会社に対する評価にするなど、自分も含めて周囲では皆無でした。 「〇〇世代」という括り方が必ずしも適切とは限りませんが、若手世代ほど環境問題への意識が高いという

著書『リーダーは日本史に学べ』紹介のダイヤモンド・オンラインさん記事(24/6/20)

連載でダイヤモンド・オンラインさんで著書『リーダーは日本史に学べ』のご紹介をして頂いています。 本日は3番目の見出し「」の始めの部分部分となります。 本日は前田利家について紹介したうえで、豊臣秀吉と前田利家の関係について紹介しています。この関係については明日も続きます。 この前田利家の見出しのテーマである「出世の格差」は、組織のなかで働いているなかでは、多少はあれど誰しも直面する話しではないかと考えています。 それに直面した時の心構え次第で、その後の成果は大きく違うと考えて