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なんでもかんでも

今日は昭和歌謡ではないのですが、わたしのお気に入りの曲をご紹介します。


もともとはホフディランの曲ですが、こちらは森七菜ちゃんが歌っています。↓




『スマイル』

いつでもスマイルしようね
とんでもないことが起きてもさぁ
可愛くスマイルしててね
何でもない顔して
出かけりゃいいのさ

ねぇ笑ってくれよ 
キミは悪くないよ
ねぇ笑ってくれよ
さっきまでの調子でyeah

いつでもスマイルしててね
深刻ぶった女はきれいじゃないから
すぐスマイルするべきだ
子供じゃないならね


長いので2番以降は割愛しますが、

上手にスマイル出来るね
こんな時は努力が必要さ
可愛くスマイルしててね
町中にキミを見せびらかすから


2番には、こんな歌詞もあります。
女性を持ち物のように表現している気もします。

きれいな女性を連れて歩いている
男性のなんと得意気なこと!
なぜ、こんなきれいな彼女を?
と男性を二度見することもあります。


1番には、


深刻なぶった女は 
きれいじゃないから
すぐスマイルするべきだ
子供じゃないならね

という箇所があります。

女はただ笑っていればいいと?

多分このあたりが、女性蔑視に当たるとかなんとか、一部で物議を醸しているらしく、

人それぞれ感じ方はさまざまですが、わたしは寧ろこの部分が一番好きで、

「これアウトでしょ!」とか言ってる人には、
そんな野暮はいわないで……と残念な気持ちになります。
(あくまでも個人の意見です。)


でも、今の時代なら、敢えてこんな歌詞は書かないかも知れません。
リスクが大き過ぎます。

わたしは差別を容認しているわけではないのです。

差別絶対駄目!!

しかし、こうなんでもかんでも、
めくじら立てて差別差別って。
歌詞は芸術作品でしょ。

無味乾燥なイヤなご時世ですね。
(これも個人的感想です。)


『ちびくろサンボ』問題もありました。

あのユーモラスで
荒唐無稽なストーリー。

そしてかわいい挿し絵。

岩波書店版『ちびくろ・さんぼ』


我が家にも一冊あります。

以前孫にも買い与えた記憶があります。


興味のある方は、お読みください。
絶版や復刻の経緯が書かれています。

主人公のサンボという名前にも問題があったようで、アメリカとイギリスにおいて、黒人に対する蔑称と共通していること、サンボが169枚のパンケーキ(ホットケーキ)を平らげて黒人が大食いであるとバカにしていること、派手なファッションセンスなどが、黒人のステレオタイプな描写として問題視されたとあります。(だいたいWikipediaの要約)



いつか記事に書きましたが、
絵の具、色鉛筆、クレヨンから
肌色が消えました。
消えてはいないけれど、
ペールオレンジという新しい名称になっています。

つまり肌色には白もあり、褐色もあり、黄色もあるということで……。

髪の毛の色もいろいろ。

瞳の色も黒色、鳶色、灰色、碧色など。


ディズニー映画も
欧米人だけが主人公ではなく、
ここ最近は多様性を意識して
作品を作っています。


相手の立場になって考えつつ、
表現の自由も大切にしたい。

感じ方、考え方は人それぞれ。
でも、それこそが多様性ということで。

なんでもかんでもダメっていわないで。
アラ探しは心が荒む。
もっと広く、柔らかい心で。