好きなことを仕事にする
趣味と実益を兼ねる
という言葉がある。
好きなことをとことん突き詰めて、それが生業になればしあわせだと、単純に思う。
趣味は所詮道楽で、それでお金を稼ぐとなると、なかなか難しそうだ。
SNSで発信したことがきっかけで本を出版したり、多くの人の目に留まり、その道のエキスパートとしてテレビ出演してメジャーになったり。
現代のサスセスストーリーである。
だけど、そんな話は、レアなケースだいうこともわかっている。
好きなことを仕事にした途端、皮肉にも嫌いになることもあるではないか。
趣味は趣味として純粋に楽しみたいのなら、趣味のままでいいのかもしれない。
わたしは図書館派なので、あまり本は買わないほうだけれど、それでも書店に足を踏み入れたら最後、どうにも買いたい衝動が抑えきれないことがある。
読みかけの本があってもお構いなし。
積読タワーは高くなるばかり。
近くのT書店は新興勢力で、広くて便利だけれど、乱れた本が放置されたままになっているのが大いに不満だ。
書店員がこまめに目を配り、平積みの本が、いつも整然と並んでいる書店が好き。
新聞広告を切り抜いて、パートの女性に尋ねても、いつもボカンとして、パソコンで検索してくれるだけ。(検索してくれるだけでじゅうぶんですか?)
有名な絵本も、咄嗟に置き場所が答えられない。
ここのポイントを貯めているけれど、この頃足が遠のきがちだ。
一方、ショッピングセンター内の老舗書店は、本の知識が豊富な店員さんが多い。
品揃えも素晴らしく、大抵の場合、目当ての本が注文しなくても手に入る。
たまたまなのか。
ただの先入観なのか。
同じチェーン店の中でも、地域差や書店員さんの質にもばらつきがあるのかも知れない。
T書店のことも一概に悪くはいえない。
こんな本屋さんなら行ってみたい。
こんな書店員さんがいる本屋さんなら。
たとえ創作の世界だとしても。
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Y2Kさん
ありがとうございました。