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情報を断食することで私たちの日常は活性化する!

17冊目『「バズる文章」のつくり方』(WAVE出版)を上梓しました。

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いまはネットやSNSの普及により、さまざまな情報が氾濫しています。今後は、情報の取捨選択が求められてくるでしょう。

本書の著者は、情報を扱うことが仕事の編集者という職にあります。この編集者は、テレビを見ない、新聞を読まない、ネットサーフィンをしない、スマホに依存しないという「情報断食」を10年間おこなっています。

「情報断食 」(鈴木七沖著)きずな出版

情報に振り回されないこと
わたしたちが住んでいる世界の現実とは、どのようなものでしょうか。人工知能(AI)の技術が発達して、これまで人間がやっていた仕事の多くがテクノロジー化されるようになりました。

気がづけば、さまざまなジャンルで働き方が変わりました。ひと昔前とは比較できないほどの情報があふれかえり、正しいものだけでなく、フェイク情報までが飛び交っています。

著者の鈴木七沖さんは、

「『アルゴリズム』『ターゲティング』という言葉を聞いたことはありますか? これは、インターネットの中で主流になっている広告戦略用語のことです。あなたが検索した言葉(キーワード)を独自の人工知能のアルゴリズムでパーソナルデータ化し、それに見合った情報をネット側が発信することで、購入意欲へと導くことを言います」
と言う。

「スーツやドレスをネットで検索したあと、画面上にブランドのスーツやドレスの広告が現れた、なんて体験はありませんか? 動画サイトを閲覧していると、すぐ下に似たようなチャンネルや情報が紐づいているような体験はありませんか? ニュースサイトを見ていて、次にネットを立ち上げたとき、妙に自分の興味に合ったものばかりが立ち上がってくる体験はありませんか?」

これは、行動がアルゴリズムで分析され、あなたの興味が情報化されているために起こる現象です。このような環境下で1年、3年、5年、10年と過ごせば、どのような現象が起こりうるのか、もっと危機感を持つべきだと、鈴木さんは警鐘を鳴らしているのです。

「『思いが現実をつくる』とは、自己啓発の世界では100年以上も前から言われ続けてきた言葉です。わたしたちが何を思い、何を考え、どう動くかによって、未来はいかようにも変化していきます。これまで人間が創造してきた人工物はすべて、ひとつの例外もなく、同じ手順を経て形になっていきました」と、鈴木さんは言います。

「どんな商品も、どんな食べ物(料理)も、どんな建築物も、自動車や飛行機や巨大なビルディング、カメラやメガネや洋服にいたるまで、最初は誰かの頭のなか、心のなかに『思い』としてありました。まるで小さな点のように。その点がつながり合って線となり、線と線がつながることで形をおびます。自分の思考力でなく、人工知能が導く物語(思い)から発したイメージを描く人ばかりになれば、この世界はどうなるでしょうか?」

わたしたちがとるべき行動
このような状況が続けば、「考えて行動する」ことができない人が増加していく可能性があります。

「それができるか、今、大きな分岐点に立っている気がします。これまでなら100年、いや最低でも数十年はかかってきた世界の変化を、たった数年や数か月で味わえる現実のなかで、わたしたちは生きています。2020年になって間もなく起きた世界規模でのウィルス騒動は、ほとんどの国での経済活動をストップさせ、膨大な数の失業者を生み出しました」
と、鈴木さん。

「しかし反面、そのような状況は、わたしたちの暮らし方を根本からミニマムな視点で見つめ直せるよう、貴重なきっかけを生んでくれたとの見方もできるとわたしは思っています」
そう、見ています。

情報断食をすることで「不安定な時代を生き抜く力」を培うことができます。

テレビは観ない、スマホに依存しない、ネットサーフィンはしない。人生の流れを変えるシンプな方法とはなにか。情報社会を生きぬき自分らしく生きるための情報活用術をこの機会に学んでみませんか。(尾藤克之)

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Jcastニュースに掲載された記事をnote用に編集しています。

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