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これが会社選びの新基準! あなたの会社に「アルムナイ」はある?

転職サイト「DODA」(2019年4月8日発表)によれば、3月の求人数は調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新した2月から横バイであることがわかりました。求人倍率は0.04ポイント上昇して2.17倍となり、転職市場の活性化がわかります。

さて、転職なんて自分とは関係がないと思っている人も多いと思います。しかし、いまのような時代、自分の市場価値や強みを棚卸しておいたほうがいいと、人材コンサルタントの松本利明さんは指摘します。なぜ、人を募集しているのか、裏の理由がないかを探っておいたほうが安全です。

『いつでも転職できる』を武器にする市場価値に左右されない『自分軸』の作り方」(松本利明著)KADOKAWA

「アルムナイ」の有無で真の労使関係がみえてくる
人材輩出企業と言われている企業群があります。社員が若くして活躍したり、起業したり、どんどん社員が流出しているにもかかわらず「善し」としている会社です。

「卒業生」と呼ばれる元社員は、誇らしげに会社を紹介しています。リクルート、楽天、DeNA、サイバーエージェントなどは、人材輩出企業として知られています。

「アルムナイ」とは、alumnusの複数形で、本来は『卒業生、同窓生、校友』を指します。企業の場合、その企業の退職者の集まりになります。退職者も定年退職者だけではなく、転職や家庭の事情などのさまざまな理由による中途退職者も含まれたOB、OGの集まりです。

「アルムナイの有無が何を意味するかというと、企業と退職者の関係がわかります」と、松本さんは指摘しています。

「アルムナイはその企業が主催して卒業生を集め、現役社員と一緒に集います。同期会のように、有志の離職者だけで行う会とは異なります。企業が退職者をどうみているのか、企業で働いた意味をどう捉えているか、真の労使関係がみえてきます」(松本さん)

企業が退職者を裏切りもの、と判断すればアルムナイは設定されません。退職した会社はもうコリゴリ。退職後は縁を切りたい。関わりたくない。過去に蓋をしたいなど、喧嘩別れ状態で退職した人ばかりだと、アルムナイを設定しても、誰も集まりません。

続きは、Jcastニュース会社ウオッチで読むことができます。

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