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鏡の件

「ジョハリの窓」というものがある。

僕ぐらいの年代の人は就活で聞いたことがあるorやったことがあるというパターンが多いと思う。

簡単に言うと、自分の認識と他者が見た自分の認識を比較して、自分理解に繋げるというものだ。

自分が思っている認識と他者が思う自分の認識が一致していると、常に自然体でいても、本当の自分が出ているため、心理的にとても安心出来るのだと思う。

ただ、最近の自分を省みると、他者から見た自分の認識で「そんな風に思われていたのか」と感心することも多くある一方で、
本当の自分は一体誰なのか、自分自身でも分からなくなるときがある。

我ながら自由気ままな性格だなぁと思うけれど、一方で、「これが私です!!」と自信を持って言えるものもなければ、どうしても自分のことになるとマイナスなことばかり目が向いてしまう。
感情も情緒も振れ幅が大きく、常にジェットコースターに乗っているような最近はそんな日々が続いている。

「自分めんどくせ~!!」って思う最大の要因が、人と話したりすることは好きだけど、どうしても人間関係が広く浅くが多いなと思い、深いところまで踏み込めないし、自分自身で壁を作っているなと感じることだ。

中高の経験が大きいけれど、元々のクソ真面目な性格もあり、なんとなく自分のこころの中には壁がそびえたっていると感じる。

そして皮肉なことに、その壁を相手は感じ取ってしまっているのではないかと思う場面も多々ある。

見えない場所で動くことも多々あるから仕方ないと思うけれども、
本当の自分、すなわち、こころの壁の内側にいる自分が何者なのか。

そんな自分を映し出せる鏡があればいいのに。
自分の中に存在するこころの壁を破壊できる解体作業者は
果たしてどこにいて、どのように破壊するのか。
それは窓をのぞく自分自身なのか、他者なのか

壁の中にいる「本当の自分」といつか対面出来る時は
果たしていつになることやら。

そして本当の自分と向き合った自分は、
そのとき一体何を思うのだろうか。

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