真のアルコール依存症とは

メジャーな新聞の記事にて。
アルコールは少量であれば体に良いとされていたのは間違いだった。
最新の知見では、「全く摂取しないのが一番体に良い」ということが正式にデータとして示された。
脳を委縮させるような作用まである薬物なので、当然の結果だろう。
むしろ遅すぎたと考えられなくもない。
さらに、いくつもの有害な薬物の中でトップになったというおまけつきだ。
ちなみにタバコですら6位に甘んじているので、飲酒の害の酷さが際立っている。

さて、問題はこの記事の記者です。
このデータを知っても飲酒をやめる気はない、と公然と書いています。
喜怒哀楽を共にしたから、という理由だそうです。
わかるようで全くわからない理由ですが、本人は気づいていないようです。

続けて医師から飲酒をコントロールするコツが紹介されています。
冷蔵庫に買い置きせず、その日飲む分だけを買う。
焼酎やウイスキーなどは、その日飲む分をコップに入れておき、さらにそこから別のグラスに移して飲む。
そんな方法です。
なんとも手間のかかるようですが、きっとそれが狙いなのでしょう。
面倒だから、あまりお酒を飲まないでおこう、みたいな。

この記者のように、アルコールがこれほど体に悪いと知ったのに、やめようとしない人がいます。
また、医師の推奨するような飲酒コントロールを使った方が良い人がいます。

この人たちは、明らかにアルコールに依存しています。

一般的にいうアルコール依存症の患者さんは、病院で診断されて断酒のために苦しんだりしている人たち、ということになるでしょう。
しかし、前述のアルコールに依存している人たちは、アルコール依存症では無いと言えるのでしょうか?
むしろお酒を止めるつもりが無い分、よりタチが悪い気がします。


ところであなたは、お酒を止めようと思えますか?
止めない理由はありますか?


#最近の学び

この記事が参加している募集

#最近の学び

181,685件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?