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レタスクラブが「毒メシ」で大炎上

こんにちは。遠藤です。4764回目のブログです。
※過去ブログ(4740日分)はこちらにあります。

さて、「毎日をラクにする生活情報サイト」と自称しているレタスクラブがとんでもない記事を掲載しました。
※記事は炎上し、速攻で削除された。

バカバカしいので関わりたくないですが、当業界にも同じような主張をしているトレーナー、インストラクターがいることと、健康を生業にしている者からすると「許しがたい」ので取り上げます。

上記サイト(漫画)を参考に掲載内容を紹介します。

学習塾で指導する講師が、落ち着きのない生徒を見つける。

授業後の休憩中、この生徒が唐揚げ弁当を食べており「今日も唐揚げ弁当か」と声をかけると「唐揚げ大好きなんだもん!」と返事があった。

講師が「もしかしたら食べるものと子どもたちの学力には何か関係があるかもしれない」と考えていると見知らぬ男性がいきなり現れ・・

「そうなんだよ!現代の子どもたちの食べているものの多くが『毒メシ』なんだ!」と同意した。

そして学力向上を妨げる要因の一つは「毒メシ」だといい、勉強の前に「健康的な頭脳を取り戻すことが必要」だと断言する。

記事はここからさらに悪質性を増します。

その後、母親が子どものために弁当を作る描写になる。

洗脳された母親は「毒メシ」を排除したお弁当をつくる。

すると・・

2ヶ月後に落ち着きのなかった生徒の集中力が高まり、テストで100点を取る・・という物語です。

この記事はKADOKAWAの新刊を基にして書かれているそうで、その宣伝が目的です。

その本によると「毒メシ」は以下とのことです。

・牛乳やヨーグルトなど多くの「乳製品」を含むもの
・マグロなど「水銀」を含む大型魚
・菓子パンやチョコレートなど「トランス脂肪酸」を多く含むもの
・パンなどの小麦製品

こういうのは本当に「やめろ!」と思います。

特に私が「許しがたい」と感じるポイントは以下の6点です。

・エビデンスも医科学的な根拠もないことを、あたかも「これが正しい」かのように言っていること。

・食べ物を軽々しく「毒」とか言っていること。

・漫画という単純な手法を使って洗脳を誘導していること。

・「母親」という(一般的に)正しい情報を持っておらず、かつ影響を受けやすい層をターゲットとしていること。

・それに「子ども」というキーワードを用いながら「子どもの未来を守れ」的な扇動的なメッセージを込めていること。

・集中力のない子が一気に100点になるという極端な対比を用いていること。

レタスクラブは「唐揚げを否定するような記事を掲載してしまった」などとお詫びしていますが、まったくの的外れ。

これは「唐揚げ」ではなく「思想」とか「人間性」の問題です。

上記6点のようなことを平気でやっていることこそを「詫びるべき」です。

KADOKAWAには二度とこんなヨタ記事を掲載しないでほしいと思います。

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