№5679:「お客さんに成果を提供できないビジネス」はまったく納得できない
こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。
さて、本日金曜はFBL大学のオンラインセミナー配信日ですが、何に数回の5週目はお休みです。
そんなこともあって、今日は以下の話の続きを。
私は自身がビジネスをやっていて「お客さんに成果を提供できないビジネスはまったく納得できない」と思っています。
「そんなの当たり前だ」と思う人が大半かもしれません。
が、世の中の多くのビジネスはお客さんに成果を提供できていません。
私に近いところだと、例えば一般的なフィットネスクラブ。
これは会員数が2000名とか3000名いるクラブです。
この類いのクラブで望む成果を達成しているお客さんは推定10%くらい、最大でも15%程度だと思います。
実際、新規入会者の約55%が1年以内に退会していますので。
望む成果を達成した人と、1年以内に退会した人以外は「なんとなく継続している状態」です。
これが会員数1000人になると、もう少し比率は改善しますが、それでも20%程度だと思います。
巷のオンラインコミュニティも似たようなものです。
こちらは平均10%程度と聞いたことがあります。
で、「20%成果が出れば優良なコミュニティである」とも。
私も幾つかの著名コミュニティに所属したことがありますが、これは事実だと感じます。
見る限り、大半の人は望んでいる結果を出せていません。
もちろん、こうなるのは受講側にも大きな問題があります。
とにかく不勉強な状態で「結果」とか「ノウハウ」を求めてコミュニティに参加しています。
月に最低5~6冊以上の読書もしていない人が多いし、講師の話も自分にとって都合のいいところしか覚えていない印象があります。
「結果を出すための土台」が形成されていないのです。
では何故、参加者が成果を出せなくてもコミュニティが存続するのか?
「仕組み」は簡単で、結果を出している10%が派手に紹介され続けるからです。
で、情報弱者である多くの受講者が「自分の努力が足りなくて結果が出ていないんだ」「このコミュニティにいればいつか結果が出る」と信じ込んでいるからです。
ちなみに前者のフィットネスクラブは既にやっていけなくなっています。
「業績回復!」なんて言っている裏では、スタッフが未来に希望を感じることなくヘトヘトになって働いています。
特に既存の総合型クラブは「完全なオワコン」であり、新たなビジネスモデルで経営しない限り、絶対に浮上はしません。
※このことは改めてどこかで具体的に記すつもり。
私は最低でもお客さんの70~80%くらいが成果を実感できなければ納得できません。
もちろん「全員」を目指していますが、現実的にはなかなかそうはいきません。
いずれにしても10%とか20%という数字は考えられません。
では、高い確率で成果を提供するにはどうすればいいか?
それは「お客さんの数を減らすこと」です。
というか「成果を提供するための適正数」にすることです。
どれだけ儲かろうが、成果を提供できないビジネスであり、大半のお客さんを置き去りにするようなビジネスはやるべきではない。
FBL大学もスモールジムも、そういう信念で臨んでいます。
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