№5235:「目標」にフォーカスしても何も起こらない
こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。
さて、昨日の「目標の話」の続きです。
「目標」というからには「何かを手に入れたい」ということになるでしょう。
そこには「家族の幸せ」といったものもあるかもしれませんが、ここでは「仕事において手に入れたいもの」という条件をつけます。
こうなると多くの人が以下のような項目を挙げると思います。
「給料」
「能力」
「より良い人間関係」
「働く場所」
「働く時間」
などなどなど。
問題はこういったものが「どうやったら手に入るか」です。
が、そこまで考えている人はほとんどいないと感じます。
これはおかしなことです。
子どもだって「欲しいおもちゃ」があれば「どうやったら手に入るか」を考えます。
家のお手伝いをするとか、お母さんにおねだりするとか、貯金をするとか。
なのに、多くの大人は考えません。
「手に入れたいものだけ」が漠然と存在し、それが一直線に手に入ると思っているかのようです。
例えば、上に挙げた項目から「お金」が欲しいとしましょう。
では「お金」を手に入れるには何が必要かといえば「能力」です。
投資で儲けるとか、宝くじを当てるとか、泥棒をするなどお金を増やす手段は他にもありますが、仕事で考えれば「能力向上」がもっとも確実だと思います。
ところが「能力」を向上したからといって一直線に「お金」は増えません。
「能力」を「お金」に換えるには「ビジネス」が必要です。
では「ビジネス」が何から生まれるかといえば「人間関係」です。
「ビジネス=職場」ではありません。
このことがわかっていないから、長年会社勤めをしても給料が上がっていかないのです。
当たり前ですが「人間関係」も「能力」によって手に入るものです。
ここまでを簡易に整理すると「能力」を身につけることで「人間関係」が手に入り、「人間関係」を手にすることで「ビジネス」が生まれ、そこから「お金(収入)」が手に入り、それらを手にすることで「働く場所」に代表される「自由」が手に入るということになります。
もちろん画一的にこの流れになるわけではありませんが「おおむねこんな感じ」です。
FBL大学やスモールジムで活躍している人はこのことが手に取るようにわかると思います。
何が言いたいかというと、いくら「目標」にフォーカスしても何も起こらないということです。
大切なことは「目標を手に入れるための手段」にフォーカスすることです。
では「手段」の源泉は何か?
「時間」です。
「時間」に対する考え方を変えない限り、「目標達成講座」に通っても目標は達成されません。
ドラッカー氏は「成果をあげる者は時間からスタートする」といわれていますが、そういうことです。
さらに詳しいことは年末に発行した有料メルマガに書きましたので、読者の方々は読んでおいてください。
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