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№5282:2年前と比べて「経営者」か「事業」が変わっていない会社はキツい

こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、早いもので新コロ禍になってから2年が経過しました。

この間、ビジネスにおいては業績を伸ばした企業と業績を落とした企業に二極化しています。

前者は問題ありませんが、考えるべきは後者です。

私は2年前と比べて「経営者」か「事業」が変わっていない会社はキツいと思います。

「アフターコロナ」に対応できる新経営陣に刷新しているか。

はたまた経営陣はそのままでも「アフターコロナ」に対応する新事業が社内に生まれているか。

このいずれかが(もちろん両方でもよい)実行できていない会社の業績は今後もジリ貧になると思います。

わかりやすく言えば「新コロ前と同じ経営陣が、新コロ前と同じ事業をやっている」ということです。

念のため繰り返しておくと、新コロ禍で業績を伸ばした企業は問題ありません。

「業績を落としているのに新コロ前と同じ経営陣が、新コロ前と同じ事業をやっている」ということです。

この期間は「新コロ助成金」がありました。

これは必要な制度なので活用した方がいいですが、それで企業が存続できた裏側で「何も手を打っていない」「何も手を打てていない」というのは大きな問題です。

このような経営者は「しばらく耐えていれば新コロ前の状態に戻るかもしれない」という淡い期待を持っているのかもしれませんが、もはやそんなことは起こりません。

フィットネス産業でいえば、現在のフィットネスクラブという「箱」の中で売上を上げたり、コストを下げたりということには限界があります。

そんなことをすればするほど現場スタッフは疲弊し、モチベーションを失います。

例えば、今、年間1000万円の赤字クラブがあるとします。

多くの経営陣はそれを「黒字化せよ!」と命じています。

客観的に経営判断をして「それが可能である」というのなら結構です。

が、たいていの場合は不可能です。

そうではなく「年間1000万円の赤字を(例えば)年間800万円まで頑張って欲しい」と言うべきです。

で、「残りの赤字額は新規事業でカバーする」と言えばいいのです。

それが経営陣の仕事でしょう。

それができないなら撤退の判断をすることが当然です。

ところが、そんな会社はほとんどない。

「経営者」も変わらず「将来性のある新規事業」もなく、同じ経営陣が同じことをやっています。

そして・・。

ジムからはトレーナーが消え・・。

スタジオからはプログラムが消え・・。

プールからは監視員が消え・・。

ホント、どうするつもりなんだろうと思います。

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