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№5290:「行動しないこと」でもっとも困ることは何か?

こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、土曜日はいただいた質問にお答えしています。

【今週のご質問】
「自分自身の消極的な性格に悩んでいます。コミュニティ等にも参画した方がいいというのはわかっているのですが、なかなか一歩が出せずにいます」

【私の考え方】
「一歩が出ない」のは「一歩を出さなくても困らないから」です。

なので無理をすることはありません。

また、無理をして行動しても続きません。

「一歩が出ないこと」も「行動が続かないこと」も「信用が生じない」という点では同じです。

なので、むしろ行動しない方がいいと思います。

冷たいようですが、何事においても上記と同様のことを言っています。

多くの人が「行動します」と言います。

が、大半のケースにおいて「行動」はしません。

多くの人が「年収を上げたいです」と言います。

が、大半のケースにおいて「年収を上げるための行動」はしません。

こうなる理由は(第一歩が出ないのと同じで)「それをしなくても困らないから」です。

「困らない理由」は2つあると思っていて、1つは「安定しているから」で、2つは「志が低いから」です。

サラリーマンの人に自己投資をすすめても大半の人は実行しないし、しても少額です。

それは「固定給(安定)」に守られているからです。

自己投資などしなくても毎月25日には一定の給料が保証されています。

自己投資はそこから削られる「損失」でしかないので、するわけがありません。

「志が低い」については、先般、某オンライン上で(FBL大学ではありません)主婦の人が自己投資を拒んでいる光景を生で見ました。

この方は自分でビジネスをやっています。

で、ざっくり言うと「月額3千円(3万円ではない)」の増額を拒んでいるのです。

理由は「財政に余裕がない」ということでした。

これはどうでしょうか?

「月額3千円」など日雇いのアルバイトをすればお釣りが来ます。

本当の理由は「財政に余裕がない」のではなく、旦那さんの収入がある等の理由で「本気で取り組む必要がない」のだと思います。

こういう人は「趣味の延長程度の結果」しか出せないと思います。

これを「ビジネス」とは言いません。

大事なポイントは「相手から自分がどう見えているか」です。

「行動しない理由」というのはすべて自分都合です。

勇気がないとか、自分なんかがとか、もう少し後にとか・・なんとでも言えます。

そういった「自分都合で行動しない」ということこそが、リーダー諸氏からはもっとも嫌われる思考形態です。

私はこれこそが「行動する理由」であり「もっとも困ること」だと思います。

「あの人、口だけだよね」

こういう印象を与えることが「困る」のであれば、行動は自動的に起こります。

それでも行動が起きないなら、それは「そう思われても困らない」ということだと思います。

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