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№4917:長く結果を残せるのは「一流」よりも「超二流」である

本記事は2月15日に配信した有料メルマガ「思考変容のスイッチ」の一部を加筆修正したものです。

こんにちは。(株)個のサポーターズクラブの遠藤です。
※過去分はこちらにあります。

私はこれまで野村克也氏の言葉を引用しながら、自分のことを「超二流」と評してきました。

今が「超二流」というわけではなく「目指しているのは超二流」という意味です。

野村氏は著書の中で「長く結果を残せるのは一流よりも超二流である」と言われています。

それは何故か。

キーワードは「洞察力」です。

野村氏の言葉を借りるなら「チームが自分に求めていることは何なのか。一流選手を伍するためにはどの力を強化するべきなのか。敵は自分のどこを嫌がってるのか。そうしたことを見抜く洞察力が超二流になるためにはなくてはならない」となります。

これには大きく頷きました。

何故なら「二流」である私がこのことを常に意識してきたからです。

これまで私は「どこにポジショニングを取るかがもっとも重要だ」と言い続けてきました。

マーケティングを学んでも、経営学を学んでも「ポジショニング」が的確でなければ勝負にならないからです。

こういう思考になるのは私が(野村氏と同じ)キャッチャーだったことも関係していると思います。

私は「洞察力だけ」でレギュラーを獲得できたと思っています。

当時の日大櫻丘高校野球部はそれなりの強豪校でしたが、ディフェンスのサインは私が出していました。

「ここ一番」のサインプレーを監督ではなく私が出すのです。

相手の監督の特徴、相手の打者の特徴といった「状況」を細かに分析(洞察)し「もっとも確率が高い勝機」を選択していました。

社会人になってもその習性は変わりません。

常に「状況」を見ています。

その上で「自分が勝てるポジション」を探し続けています。

そこに安泰などあり得ません。

だからこそ「長く結果を残せる」ということにつながるのだと私は解釈しています。

しかし、この点において多くの人が勘違いをしていると感じます。

一流の人が活躍している土俵に入っていってしまったり、一流の人と同じようなことをやってしまうのです。

これでは勝機がありません。

別の観点では(野村氏も指摘していますが)「洞察力」を身につけるには「感じる力」が必要になります。

が、これまた多くの人が「感じる力」が弱いときています。

「これはあなたのために言っているんですよ」ということをボーッと聞いていたり、大事なポイントを平気で聞き逃して、関係ないところを一生懸命メモを取っていたりします。

「不感症じゃないのか」と思うくらいです。

いずれにせよ、とりあえず当面は結果を残していきたいので。

そのためにも「洞察力」と「感じる力」をしっかり磨いていきたいと思います。

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