見出し画像

№5283:新コロで困っているのは「お客さん」である!

こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、私は講座を通じてFBL大学の皆さんに「新コロで困っているのはお客さんの方ですよ」とお伝えしています。

「お客さんが困っているから、それを救済する」

それが基本的なビジネススタンスです。

もっともこのことは業種業態によって若干異なります。

例えば、居酒屋さんのような業種はお客さんが困るかといえば、さほど困りません。

「毎週そのお店で食事をしている」というのなら別ですが、そういう人はあまりいないと思います。

一方、フィットネスクラブやジムは「メンバーシップビジネス」をやっています。

で、「月会費制システム」を採用しています。

実態がそうなっているかは別として、これは「メンバーが定期的にクラブやジムを利用する」ということが前提となっています。

ということは新コロによって「クラブやジムが使えない」ということになれば、お客さんは困るはずです。

だから困ったお客さんを救うためにクラブやジムは知恵を絞るべきです。

「どうすればお客さんがロスした機会をカバーできるか」ということを。

が、多くのフィットネスクラブがやっていることは真逆です。

「自分たちが困っている」のです。

故にやっていることは「自分たちを救うことばかり」です。

どうやったら売上が上がるか。

そのためにお客さんが望まぬ有料グループレッスンをやる。

どうやったら退会が減るか。

そのためにお客さんが望まぬ(それまでやっていない)来館催促電話をする。

どうやったらコストが下がるか。

そのためにお客さんが望まぬジムを無人化する。

「お客さん」を救うのではなく「自分たち」を救おうとしている。

こんなことではまったくダメだと思います。

が、こう言うと「何を理想論を言っているんだ。こっちは会社が潰れるかどうかの瀬戸際なんだ」と反論されることでしょう。

でははたして、この期間にお客さんに向けてメッセージを出した経営者が何人いるのでしょうか?

自粛中どうされていますかと。

お客さんの体調が心配ですと。

うちのクラブは感染対策は万全です。自粛が終わったら、真っ先に来てくださいと。

はたまた毎日毎日、スタッフがお客さんにラブレターを送ったクラブがどれだけあるのでしょうか?

元気にしていますかと。

自宅ではこういうトレーニングをやってくださいと。

まったくやっていないでしょう。

もし離れて暮らしている両親や子どもさんが病気になったら、皆さんはどうしますか?

すぐに電話等をするし、すぐに会いに行くでしょう。

これが「心配する」ということですよ。

今やっている様々な策は誰のため何のためですか?

「売上のため、利益のため」でしょう。

そんないい加減なマインドでやっている策がお客さんの心に届くわけがないと思います。

▼FBL大学のホームページはこちら
▼無料メルマガ「継続するオンラインビジネスの考え方」のご登録はこちら
▼有料メルマガ「思考変容のスイッチ」のご登録はこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?