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№5284:私が「個の起業」を推進している理由

こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、土曜日はいただいた質問にお答えしています。

【今週のご質問】
「遠藤さんは『個の起業』を推進していますが、そうなると『組織』というものがなくなっていき、かつ『組織経験を積んだ人材』が乏しくなるというデメリットもあると思います。このことをどう考えていますか」

【私の考え方】
このことはたまに聞かれる観点でもあるので、改めて以下に整理しておきます。

基本的に「個の起業」が増えても何一つまったく問題ないと考えています。

ここには明確な信念があります。

それを3つの観点から説明します。

1つ目の観点は「今から10万人くらいが『個の起業』をしても全体に与える影響など無いに等しいから」です。

日本の人口は約1億2600万人。

そのうちの10万人、いや100万人が起業したところで何の問題もありません。

そもそもどれだけ「起業しましょう!」と言ったところで、全体の80%くらいはまったく行動しないはずです。

「自ら会社員(=安定)を望む人」が多数いますから「組織云々」のことなど気にすることではありません。

むしろそういう思考が行動を止めることのほうが問題だと思います。

2つ目の観点は「既に組織の時代は終わっているから」です。

「フリーエージェントの時代(ダニエル・ピンク著)」が発売されたのが2002年。

そこから既に20年が経過しています。

現在、個人の活動の中心は「会社」から「コミュニティ」に移行しています。

「会社という組織」にしがみついている人は時間軸の中でどんどん価値を減じていくと思います。

また私は「組織経験を積んだ人材が優秀である」とは露ほども思っていません。

むしろ「使えない人」「起業できない人」の方が圧倒的に多いと思います。

実際、「優秀な人」ほど組織を飛び出していますので。

今の時代に組織を軸にした議論をすること自体に意味がないと思います。

3つ目の観点は「会社に年収300万円の社員が10人いるのなら、年収310万円の起業者が10人いた方が個人の生活は豊かになるから」です。
※起業して年収310万円では話になりませんが、例としてご理解ください。

で、その起業した10人が連帯した方が、はるかに全体のエネルギー量は大きくなるでしょう。

とはいえ、ここには懸念もあります。

それは起業をしている人の中には明らかに「我欲の起業」をしている人がいるからです。

こういう人を増やしたいとは思っていないし、こういう人とは一緒にやるつもりもありません。

そこで必要になるのが「共有すべき理念(マインド)」です。

FBL大学なら「五常の徳」であり「中庸」です。

スモールジムなら「ハチドリの精神」です。

このマインドが共有できない人はお引き取り願うことになります。

こうすることによって「独立心を持った善良な同志」とのみ行動をともにできます。

また「個の起業」と言っていますが、社員を雇用していのは好ましいことです。

私も出店者の方々に((株)スモールジム社長の辰田さんに倣って)「5店、6店と出店してください!」とお願いしています。

こうすることで「幸せにする人の数が増える」からです。

もちろん旧態依然とした組織にしないことが前提になります。

もちろんこれは自由です。

「会社を作ったら社員を雇用しなければいけない」ということではないので、これは各自の志向とか向性に基づいて判断すればよいことです。

以上、このような信念から私は自信と誇りと持って「個の起業」を推進しています。

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