№5313:「利益の追求」をさせられているのに、その内訳が公開されないっておかしくないか?
本記事は毎週月曜日に配信している有料メルマガ「思考変容のスイッチ」の一部を加筆修正したものです(原形をとどめていない場合あり)。
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こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。
さて、少し前のことですが「日本のオープンデータの質量が先進国最低レベルであること」が示されていました。
要は「情報公開がなされていない」ということです。
「情報公開しない」ということは「知られたくないこと」があるからです。
日本は「新発想」とか「イノベーション」に劣るといわれていますが、「情報公開」による「正しい現状認識」ができなければ「良いアイデア」など出るわけがありません。
「情報公開」は「イノベーション」の必須条件です。
この「情報隠し」は日本の会社も負けていません。
私の知る限り、多くの会社で「情報公開」は成されていません。
特に顕著なのが「お金」に関することです。
具体的には「会社の利益」と「社長を筆頭とする役職者の給料」です。
上場企業は別ですが、自社の利益を社員に公開しないというのはどういうことなのでしょうか。
私の予想だと「社長が必要以上に搾取していること」がバレるのが怖いのではないかと思います。
または「あんなに頑張っている営業部長の給料が450万円だった・・」ということを知られたくないとか。
実際、皆さんは自分の会社の社長や上司の給料を知らないでしょう。
極めておかしなことは「日頃、散々、利益のために働かされているのに、その結果や内訳についての情報が公開されない」ということです。
これって完全な「企業奴隷状態」ですよ。
この「おかしさ」にもっと多くの人が気づくべきだと思います。
もしも何かしらの問題が起きるとか、プライバシーの侵害になるというのであれば「だいたいこれくらい」という数字は明確に示すべきです。
もしも私が社員だったら即座に反発します。
逆から言えば、多くの経営者が「おとなしい社員(物言えぬ社員)」に甘えているのです。
会社は経営者の私物ではありません。
できる限りの情報を公開するのが従業員への当然の礼儀だと思います。
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