№5059:「自分を応援してくれる人」が増えているか、減っているか
こんにちは。(株)個のサポーターズクラブの遠藤です。
※過去分はこちらにあります。
さて、昨日は「恩を仇で返す人間は孤立無援になる」と書きました。
それでも多くの場合、「たったひとり」になることはありません。
その理由は「まわりに同じような人間がいるから」です。
「類は友を呼ぶ」といいますが、「恩を仇で返す人間」は「恩を仇で返す人間」とつるみます。
この「群れ」は自分たちを肯定し褒め合う風土です。
なので、当然「居心地が良い」ということになります。
が、どれだけ居心地が良くても、これは「世の中の良識」に反しているので少数の集団になります。
新興宗教を見ればわかるでしょう。
それでもそこに50人、100人といった数の同志(?)がいれば「自分は間違っていない」「間違っているのは相手のほうだ」と思いやすくなります。
こういう思考をする人間の致命傷は「応援されなくなる」ということです。
新コロによる無観客試合でもないのに、自分のまわりが無観客状態だとすれば人間としてこれほどまでに寂しく悲しいことはないでしょう。
「自分は自分の道を行く」的なことを言っている人がよくいますが、そういう人は「自分を応援してくれる人が増えたか減ったか」をよ~く見てみるとよいと思います。
「応援者が減っている自分の道」は単なる自己満足です。
こう言うと偉い人が「人生など所詮は自己満足だ」と言っていることを用いられて反論されます。
が、そういう人の「自己満足」はビジネスが成長しています。
詐欺的商法を除けば「ビジネスが成長している=応援してくれる人が増えている(自社商品を買ってくれている人が増えている)」ですから「孤立無援の自己満足」とは全然違います。
「応援してもらえない」というのは「見放されている」ということです。
当然のことながら、そこには理由があります。
「正しいことをやっているのに見放された」ということはありません。
「本人が正しいことと思っていることに間違いがあるから見放される」のです。
ちなみにここでいう「正しさ」とは道徳的なことであり、中庸的な概念を含むものです。
性格的、思考的な「偏り」「極端」「過不足」を指して「間違っている」と言っています。
自分の中にこういった間違った資質があるから見放されるのです。
「自分を応援してくれる人が増えたか減ったか」
「自分にとって大切な人が離れていっていないか」
この2項目のチェックで自身の行動の正当性の如何は判断できます。
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