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№5154:情報発信で絶対にやってはいけないこと
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こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。
さて、昨日は「プロセスエコノミー」とについて簡単に記しました。
これは「世界観ビジネス」と言い換えても問題はないと思います。
例えばですが(それについて記されていた本にも書いてありましたが)、「洋服のプロに聞いてもユニクロの3990円のジーンズとリーバイスの1万円を超えるジーンズでは品質にはほとんど差がない」ということです。
これは自動車でも同じで、わざわざ機能的に劣っている車を買う人がいます。
つまり「機能的価値=価格」ではないということです。
人がリーバイスのジーンズを買ったり、ボロボロのアメ車を買ったりするのは「その商品である意味があるから」です。
「プロセスエコノミー」とか「世界観ビジネス」の本旨はここにあります。
これからの時代は「意味を売れないビジネス」は選んでもらえなくなると思います。
翻って、当業界(フィットネス業界」を見れば、総合型クラブなどどこへ行っても同じです。
消費者にとって「選ぶ意味」はどこにもありません。
この観点に立てないからうまくいかないということをまず理解する必要があります。
一方で「プロセスエコノミー」には「弊害」も潜んでいます。
それは「注目を集めるのがうまい企業や人」が脚光を浴びることです。
巷の事象を見ればわかるとおり、作為的にデタラメを流す人もいれば、炎上目的でどうでもいいことを発信する人もいます。
私の間接的な知人にもユーチューバーでそこそこ人気がある者がいるのですが、とにかく発信内容が低質でくだらない。
当たり前ですが、こういったことは「プロセスエコノミー」には該当しません。
こうならぬためには情報の受け手側が「情報弱者」から脱する必要があります。
健康情報等でも、情報の受け手側が「真面目な情報弱者」であればあるほどデタラメが広がっていきます。
「これを食べたら〇〇が治りました」なんていうことをお涙ちょうだいバージョン、かついい加減なエビデンス付で発信されたら「情報弱者」はたちまち信者になります。
だから「プロセスエコノミー」を実行するなら絶対に「正しいこと」を発信しなければならない。
「正しいこと」の定義は難しいのだけれど、それは「偏ったこと」「極端なこと」「疑似科学」を発信しないということ。
それは「プロセスエコノミー」ではなく「信者ビジネス」ですから、しっかり区別するともに、消費者としても見極めるようにしましょう。
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