見出し画像

編集者と会うときに気をつけたい7つのポイント

出版希望の方々と数え切れないほどお会いしてきましたが、
「もっと話を聞きたい」「本を出してみたい」と感じる方は、
魅力がそれぞれ違うので纏めるのは難しいです。

ですが、その逆はだいたい共通しているように思います。
まずは思いついた7点を忘備録として残します。

①オンラインよりリアル

遠距離など仕方ないケースはありますが、特に「これが初めての本です」という方はリアルに拘ったほうがいいでしょう。確率的にリアルで会った方のほうが、その後の出版に至ったケースが多いです。

②企画の面白さは短く伝える

かつて一度に70くらいの企画書を読んだとき、たった一言で自分の企画の面白さを伝えた方が2人だけいました。今でも企画を覚えているこのお2人が、それ以降も本を書き続けているのは流石です。

③日程調整は面倒なもの

こちらの予定が一杯で日程調整がうまくいかないと、言葉の端々からイライラや怒りを感じられる方がおられます。いつも暇で特に仕事もない編集者と組みたかったのでしょうか?

④自己責任で行動する

時折り「紹介者=保護者」になっている方がおられます。著者が未成年や学生ならともかく”保護者”が絡む状況を好む版元もないでしょう。基本的には自己責任で考えてください。

⑤距離感を間違えない

企画で勝負しましょう。誤ったコミュニケーション…たとえば初対面からタメ口とか、変なあだ名をつけるとか、馴れ馴れしいボディータッチとか、たいてい逆効果です。社会人として常識的な距離感でいきましょう。

⑥SNSへのアップは慎重に

たまに企画も通っていないのに「〇〇出版と打ち合わせ」などとSNSにアップする方がおられます。それ自体は構いませんが、かつて企画が通らなかった方に「恥をかかされました!」とキレられたことがありました。そう考えると、早すぎる情報公開は考え物です。

⑦無理にお世辞や雑談に走らない

先日、若い女性から「イケオジですね」と言われました笑。場を盛り上げたいからか、強引に雑談を展開してくる方もおられます。無理なお世辞や不自然な雑談は控えめに、企画や本に関係ある話題にフォーカスしてください。


以上ですが、①と②はなんとなくお分かりでしょう。
③は短気すぎで、④は子供すぎだと思います。
⑤は「編集者は普通の人が多い」とお考えください。

⑥や⑦は後になってジワジワ傷口が広がる可能性があるので、
その場のことより先のことを考えながら動いたほうが得です。

偉そうに書き連ねてしまいましたが、もちろん僕も自戒の念を込めています。なるべくリアルで会い、短く伝え、イライラせず、自己責任と距離感を意識し、不要な投稿やお世辞は避ける…

そう考えれば「普通にやれ」ということでしょうか。”普通にやってうまくいく人が最強”なのは、おそらくどの業界でも同じなのでしょう。

#編集者 #企画 #書籍企画 #著者 #著者デビュー #作家 #作家デビュー #ビジネス書 #自己啓発書  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?