減量指導のフォーマット化のデメリット
本日もコンテストがありました。
なんと、プロ戦は現在もやってるそうな(現在0時41分)
本当にコンテストに出る方は、ギリギリの中頑張っているんだと思います。とにかく、無事に大会が終わることを願うばかりです。
さて、そんなコンテストブームもあり食事アドバイスも含めた大会トレーナー(あってんのか?)が増えてきました。個人に合わせて、と言いますが実際のところはどうなのでしょうか?
そもそもパーソナルとれーナーができる食事アドバイスって?
僕たちはあくまでできることは、
①摂取カロリーの提案
②栄養素の必要性の説明
③お客様の食事内容の管理・修正
が基本的なところだと思います。
(最近はかなりマニアックに栄養を進めている人はいますが、こういう方はコンテスト市場にはあまりいない気がするので今回は除外)
一人一人に必要なことは違うのですが、提案するための導線は基本的にこの流れでしょう。特に③に関しては、どのぐらいできたか?何が難しいのか?などお客様との齟齬を埋めるために必要な作業です。
お客様のすることとしては、食べるものを変える意識と食事レコーディングなどが一般的です。
ここをすごくシステマチックにしたのが、ライザップの糖質制限だと思います。
糖質制限を基本とする事でこちらの提案が簡略化され、トレーナーが行う仕事が③中心になるので、多くのお客様を見やすい。(あくまで作業として)
これはもうダイエットに関してに特化したので出来た戦略だと思います。しかし、大会に関しては一年間の流れがあり、減量も本来テンプレートではいかないはず。
しかし、テンプレートでの指導に近い感じの事がコンテスト向けの増量減量でも起こっています。
画一的な方法のメリット・デメリット
食事パターンを固定することで、成功率が上がります。
また食品の量で指示することで、より具体性が増すので、あとはお客様ができるかできないか?になります。
この条件付けによって、トレーナーとクライアントとのトラブルが減ります。言い方はアレですが、条件未達だから変わらなかったになるので。
食事指導を画一的にするメリットは、
①多くの方を指導しやすい(個人の調整がないので忘れにくい)
②こちらのパターンに合わせてもらうので、できたできないが評価しやすい。
この2点である。
デメリットとしては、
①健康体にしかできない
②増量・減量の知識が増えない(習慣化しない)
③その人のポテンシャル次第になる
だと思う。
食事を大幅に変えられる、という点では基本的に健康体である必要がある。あとは消化吸収能力が低いという人は、同じ事をしていて変化が出にくかったりする。
また、このパターンで行うとトレーナー側もお客様側も勉強しない。そして、お客様側もこれ以外のダイエットがわからないので太ったらこれをする!みたいになってしまう。(リバウンド幅が大きい、維持しにくい)
画一的指導はポテンシャルの差が出やすい
ここが1番の問題だと思います。
この方法ですごく結果が出た人をどんどんSNSに載せることで、結果がすごく出たと思われます。
しかし実際はそれ以上に失敗している(ただ太ってしまっているなど)人も多くいます。
そういう人が少なくなるために、僕らのような専門家がいるのではないでしょう
そもそも、この方法で絶対大丈夫なんてことはない。
多少まわり道しながらでも自分に合う方法を見つける事が重要。たくさん考えて、歩いた道は、とても大きな収穫になると思います。
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