日記~ホセ・ムヒカ大統領~2024/07/12

7月12日(金)、今日は朝から動けるだけ動けた。陸上教室のサポートコーチを探してる!という情報が回ってきて、来月から自分は会社員生活を辞めてフリーになることもあり、ジャストタイミング!!と思い、まずは面接に行くことにしました。その御縁を繋いでくださった体育協会で勤務されている友人に挨拶へ。会うのは何年ぶり?というくらい久し振りでした。あれこれ話す中で、講演活動の場を作って頂ける可能性も浮上して、会社員を辞めてからの仕事に繋がるかも?

昼には、ばぁちゃんに会いに行きました。認知症の診断が出てますけども、元気な姿で会えるのが一番ですね。90歳を超えたこともあり、関われるだけ関わろう!!という気持ちで。両親もですが、今この肉体があり、今この人生があり、今を生きることができているのは、先祖代々受け継いでくださった方々、ご縁のおかげさま。会えるタイミングがあるならば、とことん会いたいなと思います。

夜は、高校時代の友人と会って人生相談。同じ学び舎で、同じ陸上競技部で、切磋琢磨した仲間だからこそ、心を開いてお話できることもある。直近の困難を乗り越えて、次に挑んでいくためにも、頑張る宣言を少しでも多くの方々に。しかしながら、自分と関わり、時間を作ってくださること自体に感謝の想いで溢れます。奥さんも子どもも居るのに、ほんと大切な時間、使わせました。きっちり、次はお返しします。

人に会う大切さ、人とお話する大事さをとても感じると共に、ほんまに嬉しいやつ。世の中、さまざま困難あるけど、でも、苦労はするものというより、させられるもの。今の自分が、どこまで、なにができるかわからない。なので、試して、試して、試すことが大事だと知識として学んだから、これからは実践。その言葉を、智慧にできますように。

世界で一番貧しい大統領と呼ばれたホセ・ムヒカ氏(ウルグアイ)を追い駆けた人生の本と出会い、勇気をもらった。彼のストレートな言葉は、今の僕の心には深く深く刺さった。ムヒカ氏は、腐った政府に反抗してゲリラ活動を青年時代に行った結果、投獄生活を計4回。一番長い時には13年間も牢屋の中で過ごされた後、国家の議員さんになり、大統領になり、ノーベル平和賞を受章。彼のスピーチに世界が共感した。

「私たちは発展するために、この世にやってきたわけではない。この惑星で しあわせ になるためにやってきた」
「貧乏とは少ししか持っていないことでなく、無限に多くを必要として、もっともっと欲しがること」
「みんなで幸せになるために、何をどう発展させていくか。幸福とは何だろうか」

僕の人生観を変える価値観が詰まっているムヒカ氏の言葉は、僕が学び共感をしている仏教や神道の見方と響くものがあり、人間の本質を説いている。その他にも、僕が心に残った言葉を紹介する。

「私は貧しいわけではない。自由にいるために質素に暮らしているだけだ。私は自由で居たいし、自由を楽しむ時間が欲しい。貧しいのは誰だって嫌さ。節度を持って暮らして身軽でありたい。」
「ありのまま話して、好きなように生きる。貧しい人間とは常にカネばかり追い駆け、それに囚われている人」
「まさかが起きる。挫折から何度も何度も這い上がる。権力は堕落。情熱は命の糧。人生という冒険に意味を与えよ」
「絶対に勝つと信じて前に進む。が、勝ったことを ひけらかす 必要はない。完全勝利もありえない。意欲的に生きて何かに力を注ぐ。でも、物質的な欲望を超えて生きてなければならん」
「なんでもかんでも、やればいいって訳じゃない。試してみる!ということは必要。確実なのは、生きる喜び を全身で深く感じることで、人生を最高に楽しむこと。私は私の人生を生きたんだ!と言い切れる生き方をする。」
「何百万ドルも不動産を持っているのに、1ペソたりとも払いたくないなんて、そんなバカな話があるかい!罵りたい奴は、好きなだけ罵ればいいさ。」
「報復も攻撃もしない。許すこと。そして過去を乗り越えること。人生は未来、過去じゃない。でも過去は確かに存在する。未来を考えると過去を忘れられる。。いいや、忘れるんじゃない。簡単に忘れられるか!!」
「役に立つ本は私たちを考えさせて生涯、心に残る。目を開くと素晴らしい世界であることに気付く。同時に不安も生まれる。人生の美しさは奥深さ。たが人生は厳しさもある。何が重要なのか、そうでないか。未知に直面する感覚をもう一度、味わってみたい」
「死と共に生きる覚悟。死は祝福も賛美もすべきものではない。死が好きという奴も居らん。しかし遅かれ早かれ死は来る。避けられないもの。だとすれば恐れるだけ無駄。自然体でいる。受け入れて生きていくしかない」
「現代人は、消費主義や うわべ だけの人生に負けている。若い世代にどんな財産を残してやれるか。選べるなら本物の人生について、もっと多くの時間を費やせるようにしてやりたい。」
「人生が最も大切にされている自然、静寂、何よりも人生を生きねばならん。確かに、快適に暮らすには働かねばならぬが、人生をしっかり生きると、シワ(皺)や白髪は人間として生きた証になる。」
「ホメロス著のイリアスという本ではトロイア王が出てくる。最高齢の王であり、一番強い王ではない。賢い高齢者。強健。新しい世代に知識を智慧を引き継ぐこと。老人は若者の役に立つ!というのは、とても喜びになるもんだよ。次の世代に夢と希望を引き継ぐことが私たちがやることなんだ。でも私はまだ夢をあきらめない。」
「衰弱して意思疎通ができない老人にはなりたくない。そうなると人生は残酷だ。そうならないことを祈るが、わからない。慈悲深い死があることを願う。大事なのは頭が働いているかどうか。責任があると生きる意欲に繋がる。」
「サバイバル本能。死との恐怖。生きたい!という強い気持ち。人生、自分が思ってるほど何も達成できない。懸命に生きた年数を重ねるほど気付く。だから謙虚さが生まれる。自分の人生をとことん愛すること。世界が抱える諸問題の根本は、我々の生き方そのものにある。」

ほんの一部のムヒカ氏の言葉たち。2024年は、、、まさかの時代。想定外な出来事が起きる。そんな時に、自分はどう生きればいいのか。想像できる範囲の外側にある出来事が起きる。1月1日、能登半島地震から始まり、飛行機の衝突事故。僕自身は春先から起動停止。。。陸上競技選手として、13年ぶりの自己ベスト更新に向けて、良い練習が積めていましたが、すべてを失った今。

この人生を面白いと捉えて頑張るのか、もうしんどいと言って逃げるのか。どちらを選んでも我が人生。この度、ムヒカ氏の存在を知り、ムヒカ氏を学び、ムヒカ氏の生き方に憧れをもった。勇気と希望をムヒカ氏から受け取った。だから今、もう一度。僕は前に進む。意欲的に生きる選択をする。全力で、この人生、、、生きる!!を体感する毎日を。

ミスター K.M.

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