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クラウドファンディングで「Creema SPRINGS」を選んだ5つの理由

はじめに

こんにちは。造形作家の塩井一孝です。
私はこの夏、初めてクラウドファンディングに挑戦しました。

この記事では、私がクラウドファンディングのプラットフォームとして利用した「Creema SPRINGS」というサイトについて紹介したいと思います。

「クラウドファンディングに挑戦してみたいけど、どのサイトを選んで良いか分からない。」「Creema のクラウドファンディングって最近よく聞くけど、実際どうなの?」

そんなことを考えている全国のクリエイターさん、特に全国のCreema のクリエイターさんの背中を後押しできたらいいなと思います。

▼ 私が挑戦したクラウドファンディングのページはこちら。

クラウドファンディング「Creema SPRINGS」とは?

さて、「Creema SPRINGS(クリーマ ・スプリングス)」あまり聴き馴染みのないクラウドファンディングのサイトですよね?

というのも、この春に始動したばかり。あの国内最大級のオンライン・ハンドメイドマーケットプレイス「Creema(クリーマ )」 が運営を開始したクラウドファンディングのサービスなのです。

▼ Creema のオンラインショップ

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Creema 自体はネットショッピングに慣れ親しんでいらっしゃる方、特にお買い物上手でおしゃれな女性にとってはお馴染みのショッピングサイトなのではないでしょうか?

あらゆるジャンルのクリエイターと生活者がネットで直接作品を売買できるオンラインマーケットプレイスとして有名ですよね。

「本当にいいものが埋もれてしまうことのない、フェアな世界を創ろう」

Creema は2010年よりサービスの提供を開始。現在では、19万人のクリエイターによる1,000万点のオリジナル作品が出品される、日本最大級のハンドメイドマーケットプレイスへ成長を遂げています。

そして、なんとCreema は今年で創業10年!ECや店舗、イベントなど様々な領域でクリエイターと二人三脚で歩んできたCreema が、クリエイターをサポートすべくクラウドファンディングの事業に乗り出したことは自然な流れで、ピッタリですね。

▼ その経緯を詳しく知りたい方はCreema の公式ブログをクリックしてみてください。

さて、ここからが本題です。
無名のクリエイターである私が「Creema SPRINGS」に決めた理由は5つです。

1. Creema には熱いスタッフがいるから
2. 月間1700万人のCreema ユーザーにアプローチ出来るから
3. スタッフによる手厚いコンサルティングサポートがあるから
4. クリエイターのプロジェクトに特化しているから
5. クリエイターの世界観を美しく表現できるUIデザインだから

では、その理由を詳しく説明していきます。

1. Creema には熱いスタッフがいるから

先ほど紹介したように、Creema のウェブサイトは女性をターゲットにしたオシャレで清潔感のある親しみ易いサイトですよね。しかし、実はそれを運営するCreema は熱い想いを持ったスタッフが集まったベンチャー企業だったのです!

なんと、Creema は昨年の6月に11億円もの資金調達を成功させています。これはどういうことかというと、要するにCreema は全国のクリエイターたちを応援するため、プラットフォーム自ら資金調達を行い、その手段の一つとしてクラウドファンディング事業へと身を乗り出したということなのです。

そんな熱い想いを持ったCreema のスタッフたちと一緒にプロジェクトを進めることが出来るのが、この「Creema SPRINGS」なのです。「Creema の熱い思いを持ったスタッフと一緒に仕事をすれば、きっと良いプロジェクトに出来るに違いない!」私はそう思ったのでした。

▼ Creema 11億円資金調達の記事です。

2. 月間1700万人のCreema ユーザーにアプローチ出来るから

Creema のサイトへの月間訪問者数は、なんと1700万人超!日本の人口でざっと計算すると、日本人の7人のうち1人が毎月1回、Creema のサイトを訪問していることになります。すごい人気ですよね。だから、ものづくりに興味・関心があり、クリエイターのこだわりや想い、ストーリーを大切にするCreema ユーザーにアプローチできるのです。

そして、注目していただきたいのが毎週土曜日の朝9時に配信される、Creema のメルマガです。ここで Creema SPRINGS の新規プロジェクトは必ず紹介されることになります。さらにユーザーの注目が高いものや、Creema スタッフがオススメしたいプロジェクトに関しては、募集期間のあいだ繰り返しメルマガにて紹介されるようです。

実際にやってみて思ったのは、Creema のメルマガの訴求力は抜群だということです。私は8月13日〜9月30日までの約40日間クラウドファンディングを実施したのですが、その間のPV数は延べ1万5,768回でした。

下のグラフを見ていただくと分かりますが、定期的に山が高くなっている日がCreema のメルマガの配信日です。私は合計6回メルマガにて紹介してもらうことができました。そして、最初のメルマガ配信時が最も多く、1日で2,855回もユーザーにプロジェクトページに訪問していただけました。

下のグラフは実際の私が挑戦したプロジェクトページのPV数と売り上げです。

▼ 毎週土曜日メルマガ配信日はPV数が大きく伸びています。

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▼ メルマガが配信された日に注文が多く入っていることが分かります。

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▼ 配信されたメルマガのスクショです。Creema のメルマガはHTML式なのでテキストメールよりも訴求力があります。さらにCreema SPRINGS に掲載されているプロジェクトは少数なので、一つのプロジェクトの注目度は比較的高いのではないでしょうか。

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3. スタッフによる手厚いコンサルティングサポートがあるから

Creema はEC販売のノウハウや、ユーザーの傾向・トレンドを熟知し、オンラインマーケット、店舗、イベントなど多岐にわたってクリエイターと二人三脚で歩んできた企業です。その Creema 運営スタッフが、プロジェクトの起案から成立までをサポートしてくれるのも魅力の一つです。

プロジェクトの打ち合わせは電話での対応が基本で、希望があればzoomなどのテレビ電話にも対応しています。

私はzoomでの打合せを選びました。顔と顔を合わせ細かいニュアンスを確認しながらプロジェクトを進めたかったからです。

最初のzoomはお互い初対面なので少し緊張しましたが、担当してくださったスタッフの方たちと直ぐに意気投合することができました。私の場合、Creema SPRINGS のマネージャー1名、スタッフ1名が最初から最後まで担当してくださいました。

また、打ち合わせ時間を私の都合に合わせていただけたことも、Creema SPRINGS を選んだ理由の大きなポイントです。私は平日フルタイムで会社員をしているので、平日は夜の遅い時間(20時以降)しかzoomミーティングに参加することは出来ません。

そのため、Creema SPRINGS のスタッフさんからクラウドファンディングのお誘いをいただいたとき、まずそこを心配していました。しかし、スタッフさんの配慮のお陰でストレスなくzoomミーティングをすることが出来ました。

私のように副業で作家活動をしていらっしゃる方は安心ですね。

【プロジェクト進行スケジュールまとめ】

▪︎6月19日(金)|プロジェクト始動 1日目
Creema SPRINGS 担当スタッフよりプロジェクト起案依頼のメールが届く。

▪︎6月25日(木)|プロジェクト始動 7日目
最初のzoom会議。Creema SPRINGS 概要説明。プロジェクトの方向性が決まる。プロジェクトの概要を記入するエクセルのシート(webサイトの下書き)を渡される。

▪︎7月1日(水)|プロジェクト始動 13日目
2回目のzoom会議 。プロジェクトシートを提出。

▪︎7月13日(月)|プロジェクト始動 25日目
3回目のzoom会議。ほぼ完成に近いプロジェクトシートを提出。管理システムへのログイン情報を受け取る。プロジェクトページのウェブサイト構築を開始。

▪︎7月25日(土)|プロジェクト始動 37日目
プロジェクトページの60%が完成、提出。

▪︎7月28日(火)|プロジェクト始動 40日目
4回目のzoom会議。プロジェクトページや作品についてのコンサルティングを受ける。実りあるミーティングとなった。

▪︎7月29日〜8月11日|プロジェクト始動 41日〜54日目
プロジェクトページの詰めを8回程メールにてやり取り。プロジェクトのタイトルの検討、ヘッダーの画像の検討、リターンの詳細など。ついにプロジェクトページ完成。

▪︎8月13日(木)|プロジェクト始動 56日目
プロジェクトをCreema SPRINGS 公式ページにて公開!

▪︎8月14日(金)|プロジェクト始動 57日目
プロジェクト公開直後、Creema 担当スタッフからヘッダー画像とタイトルの変更を提案される。翌朝9時のメルマガ配信に間に合わせるため深夜にドタバタ修正(笑)

▪︎8月15日(土)|プロジェクト始動 58日目
Creema のメルマガにてプロジェクト内容を発信(1回目)

▪︎8月22日(土)|プロジェクト始動 65日目
Creema のメルマガにてプロジェクト内容を発信(2回目)

▪︎8月29日(土)|プロジェクト始動 72日目
Creema のメルマガにてプロジェクト内容を発信(3回目)

▪︎9月5日(土)|プロジェクト始動 79日目
Creema のメルマガにてプロジェクト内容を発信(4回目)

▪︎9月10日(木)|プロジェクト始動 84日目
Creema 担当スタッフより今後の訴求についての相談を受ける。アドバイスを受けヘッダー画像、リターン画像の更新とテキストを修正。

▪︎9月12日(土)|プロジェクト始動 86日目
Creema のメルマガにてプロジェクト内容を発信(5回目)

▪︎9月26日(土)|プロジェクト始動 100日目
Creema のメルマガにてプロジェクト内容を発信(6回目)

▪︎9月30日(水)|プロジェクト始動 104日目
プロジェクト募集終了。目標金額60%達成。

▪︎10月1日(木)|プロジェクト始動 105日目
支援者様へお礼のメールを送信。

▪︎10月8日(火)|プロジェクト始動 112日目
5回目のzoom会議。反省会。今後の展開についてアドバイスをいただく。

このように、プロジェクトの起案から募集終了まで約100日間にわたりCreema スタッフの手厚いサポートを受けることが出来ました。

4. クリエイターのプロジェクトに特化しているから

一般的なクラウドファンディングのサイトは様々なカテゴリーが混在しています。「世界一周の旅がしたい」「アイドルを応援したい」「民泊施設をオープンしたい」など、たくさんのカテゴリーが混在する中でクリエイターは自分の世界観を打ち出し、ユーザーの可処分所得を獲得しなければなりません。ちょっと想像しただけでも大変そうですよね...。

実は、私自身そこのところでクラウドファンディングのプラットフォームをどこにするのがベストな選択肢なのか分からずにいました。そんな時、お声がけいただいたのがCreema SPRINGS だったのです。

Creema SPRINGS のプロジェクトのラインナップはクリエイターのプロジェクトに特化しているので、リターンの内容もシンプルで分かりやすいです。

初めてそのサイトを見たとき、「このクリエイター作品が買えるんだな」というシンプルな購入型のリターンがずらりと並んでいることが分かり、ユーザーはいつものオンラインショッピングと同じ感覚で気軽にクリエイターを応援しやすい環境になっていると感じました。

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5. クリエイターの世界観を美しく表現できるUIデザインだから

一般的なクラウドファンディングのサイトに比べると、Creema SPRINGS のプロジェクトページはシンプルで親しみやすい UI(ユーザー・インターフェイス)になっていると感じています。

UIとは、ユーザーインターフェイス(User Interface)の略称で、一般的にユーザー(利用者)と製品やサービスとのインターフェース(接点)すべてのことを意味します。WebサイトでいうところのUIは、サイトの見た目や、使いやすさのことを指します。

よくUI=見た目、と勘違いをしている方もいらっしゃるかと思いますが、レイアウトや使用されている画像はもちろん、文字のフォント、メニューやボタンの操作性などユーザーが目にするもの・操作するものすべてが含まれています。

【ちょっと分析してみた】
他社と比べてCreema SPRINGS のUI はどうなっているのでしょうか?

▼ Creema SPRINGS のページ

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どれもワクワク感があって思わず画面をタッチしてみたくなりませんか?私の場合、普段は興味のないジャンルのプロジェクトであっても「ちょっと覗いてみようかな?」という気になりました。それはなぜでしょうか?

いくつか理由がありますが、最大のポイントはフォントの使い方だと思います。

クラウドファンディングのプロジェクト概要を構成する情報は「タイトル」「金額」「支援者数」「達成率」「残り日数」です。これはどのサイトでも共通しています。その乱立するプロジェクト概要ページの中から、如何に自分のページに新規ユーザーを誘導できるかがプロジェクト成功の一つの鍵になってきます。

実際のところ、私のプロジェクトの支援者は友人や知人のお客様が4割、新規のお客様が6割でした。つまり、まだまだ無名のクリエイターである私の場合、新規のお客様無しでは今回の支援金は半分も集まっていないということです。

私と同じような境遇のクリエイターにとって新規顧客の獲得は重要な課題です。逆に言えば、クラウドファンディングは新しいお客様と出会える絶好のチャンスなのです!

それではフォンントの大きさに注目して、先程の画面をもう一度比較してみましょう。

A社とB社は「金額」「支援者数」「達成率」「残り日数」のフォントはどれも大体同じ大きさ、種類、色味ですよね。情報にメリハリがないため、いまいち印象に残りにくいのです。

それに比べCreema SPRINGS は「金額」のフォントが一番大きく、まずそこに目が留まります。次に「達成率」が水色のカラーリングでぷっくりとアイコン化しているので、そのプロジェクトの”賑わい率”が直感的に頭の中に想像できます。

さらに達成率の数値が横位置のバーで表現されているので、まるで徒競走のようなスポーツ感・臨場感も感じることが出来ます。そして、「支援者数」「残り日数」は数値が拡大されて表示されているので、プロジェクト概要カードが全体的にメリハリのある印象的で自立した感じになっているのです。

このようにCeema SPRINGS にはUI の工夫が随所に凝らされているのです。新規のユーザーにとって一見関係なさそうなプロジェクトであっても「ちょっとの覗いてみようか」となり、新しい出会いが生まれる可能性が他社と比べて高そうだな、と私は考えたのでした。

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そして個々のプロジェクトページに入った時のUI や UX (ユーザー体験のこと)も、概要ページ同様にシンプルで分かり易いデザインになっています。ECサイトのフロントランナーであり続けているCreema ならではの安心感ですね。

「フォントの大きさ」「見出しのデザイン」「写真とテキストのバランス」など様々な平面構成の要素が自動的に美しくレイアウトされるため、クリエイターの世界観を上手く引き出してくれます。

そういった細部へのデザインのこだわりが、クリエイターとユーザーの素敵なご縁をシームレスに繋いでくれるのだと思います。

さいごに

ここまで読んでいただきありがとうございます。無名のクリエイターである私がなぜ「Creema SPRINGS」をクラウドファンディングのプラットフォームを選んだのか。その理由がお分かりいただけたでしょうか? 最後にもう一度まとめると、

1. Creema には熱いスタッフがいるから
2. 月間1700万人のCreema ユーザーにアプローチ出来るから
3. スタッフによる手厚いコンサルティングサポートがあるから
4. クリエイターのプロジェクトに特化しているから
5. クリエイターの世界観を美しく表現できるUIデザインだから

この記事はあくまで私個人の体験談からなる主観的なものです。しかし、すでにCreema SPRINGS を利用されたクリエイターさんの中には、私と同じような感想を抱いた方も多いのではないでしょうか?

「クラウドファンディングに挑戦してみたいけど、どのサイトを選んで良いか分からない。」「Creema のクラウドファンディングって最近よく聞くけど、実際どうなの?」

大丈夫。Creema のスタッフはクリエイター目線で二人三脚、一生懸命あなたのことをサポートしてくれます。あなたの熱い想いとと少しの勇気があれば大丈夫。やるかやらないか。それだけです。

私は挑戦するあなたを応援します。頑張ってください!

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