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ドーハの悲劇を体感し一緒に涙したあの日のこと【エッセイ】

僕はあの日、日本が勝ってワールドカップに出場すると信じ、祈る気持ちで試合をみていた。

まさか引き分けになり、敗退するなんて夢にも思わなかった。日本人選手の天を仰ぐ姿や立ち上がれなくなった選手の姿がテレビの画面から見える。

日本は夜中の二時頃だっただろうか。

画面越しから彼らの痛いほどの感情が伝わってきた。

当時僕は彼らを見て泣いた。

これは29年も前の話。

今は、ドイツに勝利したことにより、ドーハの奇跡に変わった。

当時の選手の無念が全て消えることはないだろうが、現在の選手が、過去の選手の心の無念を晴らすことができれば嬉しい。

これは選ばれたサッカー選手の力で解決しなくてはならないことだと思う。

人によって傷ついた出来事は、人の力で癒やすしかない。

僕は幸せなことに、ドーハの悲劇もドーハの奇跡もリアルタイムで見ることができた。

各国のサッカー選手が代表して、名誉と誇りをかけた戦いを繰り広げるワールドカップ。

僕も日本の片隅で応援しています。

頑張れ日本!