しんラン

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生きているという幸せ

毎朝目覚めると自分の体調が悪くないか確認する。 うん、悪くない。良かった。 ジムで走る。 汗をかく。 空を見上げる。 もし天気が良ければ、もうそれだけで幸せ。 他に何も求めない。 ただ健康で、生きていて、お日様があれば、人生は十分なのだ。

    • ビリーエリオット その愛と別れ

      ビリーエリオットを観た。 ビリーエリオットを観たのは5回目だ。 最初はニューヨークで、次にロンドンで2回、 そして日本で2回目。 それほど僕はビリーエリオットが好きなのだ。 なぜこれほどまでにビリーエリオットは僕の心を打つのか? 子供が主人公で、素晴らしい踊りと演技を見せてくれるから⁈ これがもし大人が主人公だったら僕はこれほど心打たれただろうか? そのことについて改めて考えてみた。 この物語は、別れの物語た。 母親との別れ、友達との別れ、家族との別れ、故郷との別れ、

      • どうにもこうにもワイン

        行く先々のスーパーや酒屋さんでワインの棚を舐め回すように眺めている。 その棚のワインたちには、名前だけでなく、産地、葡萄の種類、アルコール度数、作り手が付けられ、気の利いたお店ではソムリエさんの丁寧な説明書きがある。 ラベルを見たり、説明を見たり、値段を比べたり… そこは果てしなく広がる葡萄畑であり、限りなく深淵な闇(つまり沼)でもある。 葡萄の種類、製法、国、場所、畑(テロワールと呼ぶ)、作り手、売り手、ペアリング、もう天文学的な種類なのである。 そしてあの鮮やか

        • もしも平穏な人生があったとしたら

          もう長い間、ゆっくりと休んでいないし、夜もぐっすり寝られてない。 多くの問題に囲まれて先の見えない日々。 そんな時、僕は問いかける。 "もし僕が、もっと平和で波の無い人生を選択できるとしたら、果たして僕はそれを選択するだろうか?" 答えは、ノーだ。 であれば、自分の選んだ、人生を精一杯生きなさい。 いずれ死ぬのだ。失うものなんて何も無い。

        生きているという幸せ

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        • 心に残る
          34本
        • 嶋津さん
          2本
        • さとなおさん
          11本

        記事

          困難の後に

          仕事で追い込まれる度に、自分に問いかける。 これはお前が選んだ人生ではないか? もし平穏で凹凸のない人生だったらお前は満足できるのか? 答えは、NOだ。 この所、いろいろあってよく眠れない。 ネガティブなことばかり思い浮かぶ。 そんな中久しぶりにトレイルランのレースに出た。 朝から土砂降りの雨だったから、出場を取りやめるというネガティブな考えが頭も何度もよぎった。 もしくは中止になってくれないかなと。 結局、走った。 雨の中のランニングは思いの外、この初夏としては気

          人間は危機を通してしか自分を知ることはできない。

          もしも恐怖が無かったら、僕は何をするだろうか? チーズはどこへ消えたでの言葉。 今日も、恐怖がために、真実を一時的に曖昧にする姿を見た。 もちろん気持ちはわかる。誰だって相手を不快にしたくはないし、怒らせたくない。 でも、それでも真実ならば伝えなければならない。 よく言われる事だが、悪いニュースほど早く伝えるべきなのだ。その後のことは、どうあれ、伝えずに後になるほど事は重大になる事は間違いない。 人間は危機を通してしか自分を知ることはできない。 本当に、そうなので

          人間は危機を通してしか自分を知ることはできない。

          人を笑顔にすることこそが仕事

          有名なフレンチレストランで食事をした。 料理もペアリングのワインも申し分なく美味しかった。 でも何かが少しずれていた。 そのズレは最初は少しだけ気になっただけだったけど、時間が進むにつれて違和感へと変わっていった。 接客態度がそれほど悪かった訳でもない。 でもその違和感は、本当のプロの接客を知ってしまった僕には、どうしても それはお客を本当にもてなす心。 お客さんに本当に楽しんでもらいたいという心。 それはどんな仕事にも共通する、当たり前のことのはずだ。 でもいつ

          人を笑顔にすることこそが仕事

          お金より大切なもののためにお金を使う

          "君のお金は誰のため" という本を読んだ。 まとめるとお金とは、 1. お金自体には価値はない 2. お金で解決できる問題はない 3. 皆んなでお金を貯めても意味は無い とのこと。 近頃お金を稼いだり、増やしたりすることに関しての話題が多いけど、お金は幸せになる手段ではない。 もちろんお金は大切である。 お金で不幸になる要素は減らせる。でも幸せの手段ではない。 もっと言えば、お金を稼ぐより、使うほうが難しい。 Die with zero 僕の座右の銘は、 "お金よ

          お金より大切なもののためにお金を使う

          ペアリング

          どうやら僕はついているらしい。 とてつもない困難の中に住んでいる住人なのに、時折暖かい言葉をかけてくれる人に出会えるのは、まさに捨てる神あれば、拾う神ありだ。 その方はとてもワインに詳しい。 一緒に食事をしてもらうたびに、ワインについていろいろ教えてくれる。 ペアリングもその一つだ。 ご存知の方も多いのだろうけど、僕は知らなかった。料理に合わせてソムリエの方が、ワインを選んでくれるシステム。 それは単に美味しいばかりでは無い。 何故この料理に、このワインを選んだのかとか

          誰と過ごすかけがえのない時間

          いくら美味しい食事だって、一人で食べれば味気ないし、どこか素敵な風景にであってもその感動を伝える人がなければつまらない。 結局のところ、自分の存在は自分で認識することではなく、誰かから見た、誰かに感じてもらえる自分なのだ。 だから、何を食べるより、誰と食べるか、どこに行くかより、誰と行くか。 誰か大事な人と過ごす時間こそ、かけがえのないもの、何にも代え難いもの。 そう感じる今日この頃。 時間は限られていて、不可逆であるけれど、思い出は永遠。

          誰と過ごすかけがえのない時間

          本当の自分

          人に優しくありたいと思う。 困っている人がいたら迷わず手を差し伸べる人でありたいと思う。 いつも笑顔を絶やさない人でありたい。 いつも人を癒せる人でありたい。 もし僕に、平和と余裕があったら僕はきっとそのような人になれるだろう。 たぶんね。 でも、本当の僕は、今のようにいつも仕事に追われ、先の見えない恐怖と闘い、言われのない批判を浴び、心の余裕がない時にこそ現れる。 試されているのだ。 だから、今日も笑顔だ。 ニコッと笑顔だ。 笑顔に勝る兵器は無いのだ。

          本当の自分

          たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私はリンゴの木を植える。

          ドイツの宗教家マルチン•ルターの言葉だそうです。

          たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私はリンゴの木を植える。

          Perfect days再び

          役所広司さんがアカデミー賞主演男優賞を受賞したからではないけど、二週連続でPerfect daysを鑑賞。 役所広司、いい役者さんです。 脇役の女の子や榎本さん、石川さゆりさんもとても良い。あと、毎日お弁当を食べるOLの人。 また、なんといっても最後に登場する三浦友和さんが秀逸。 "影って重なると濃くなるんですかねー?" また、平山(役所広司)は姪の女の子にこう言う。 "この世界は、本当はたくさんの世界がある。それは繋がっているように見えても繋がっていない世界がある"

          Perfect days再び

          本当の損とは何か?

          テレビ番組、おもうまい店に出てくるスーパーエキサイトの田中社長の言葉。 (値引きして)損について聞かれると… (テレビディレクター)本当の損は見つかる見つかりました? (店主)わかったよ。本当の損は、 やりたいことがやれないこと。 また一つ勇気をいただきました。

          本当の損とは何か?

          ところで、サラダって好きですか?

          一人暮らしをしていて、外食やお弁当ばかり食べる生活が続くと、野菜を食べなきゃという謎の強迫観念に襲われる。 野菜を食べる🟰健康的 という相関図です。 まあ実際のところそうなのでしょうけど、僕の中でサラダってメインディッシュではないですし、それほど美味しいから毎日でも食べたいわーと思うような代物でもないです。 あの時食べたサラダはおいしかったなーと思い返すほどのサラダに出会ったこともありません。 だからサラダを食べるというのは食べる楽しみというよりは、食べる作業に近い

          ところで、サラダって好きですか?

          Perfect Days

          Perfect daysという映画を観た。 ドイツと日本の合作で役所広司さん主演 まとめてみると、Perfect daysとはこのような事だ。 仕事 - 一人でできるルーチンワーク仕事であること。 - 仕事に手を抜かず、誇りを持っている事 好きな趣味がある事 - カセットテープで古いアメリカの曲を聴く事 - 古本屋で一冊100〜200円の小説を買って読む事 - 木漏れ日の写真を毎日撮る事 ささやかな事で喜べること。 - 朝の太陽 - 仕事始めの一杯の缶コーヒー - 公