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自分の言葉が脳を変える

皆さんこんにちは。理学療法士の竹中かずしです。
今回は言葉によって脳が大きく影響を受けているという話をしたいと思います。

言葉なんてそんなに気にしたことがないよという人は、ぜひ読んでいただきたいです。
言葉ひとつであなたの人生が良い方向にも悪い方向にも大きく変わる可能性があります。


あなたの口癖が脳を変える

普段発する言葉にどれだけ気をつけていますか?
もし自分の発する言葉に全く気をつけていないという人は注意が必要です。

その理由は2つあります。

一つ目は、脳は言葉の主語を認識できないから。
二つ目は、自分の発する言葉は自分が最も聞くからです。


例えば、「Aさんていつも役に立たないよね。」とか「政府はいつも何やってんだ」とかいう発言をした際、どうなるか。

脳は主語を認識できていないため、「自分はいつも役に立たないやつ」「自分は何やってるんだ」と認識してしまいます。
これって恐ろしくないですか。

そして、自分の発する言葉というのは自分が一番耳にします。

つまり他人を批判する人は、自分のこと批判していることになりますし、それが口癖になっている人は自分を批判する回数も多くなっているということです。


逆にいうと、自分の発する言葉を認識し良い方向に変化させていければ、自分の状態も良い方向に向かっていきます。




言葉は見えるところにも影響してくる

脳は主語を認識できないから言葉に気をつけた方が良い。
そう言われても、所詮言葉だから現実世界は何も変わらないよと思う方もいるかもしれません。

しかし、そんなことはありません。
言葉によって脳が変わりそれにより人間の体は明らかに影響を受けています。


例えば、このような人は周りにいませんか?

・いつも批判する、他人の悪口をいう
→表情が険しい。いつも怒っている雰囲気がある。

・ネガティブな発言が多い。
→笑顔が少ない。言い訳して誰かにせいにする。


・自分なんて大したことないとよく言う
→新しいことに挑戦しない。良かったとも心から喜べない。


振り返ってみると人の口癖は表情や振る舞いに大きく影響していることが分かると思います。
言霊という言葉があるように、思った以上に言葉の力は大きいですし、人間の表情や態度に出ています。

つまり、あなたの発する言葉によってあなたの表情や日々の行動は影響されているのです。


普段のどんな言葉をよく使っていますか?
口癖はどうなっていますか?

あなたの発する言葉があなた自身を作っています。

もし自分の発する言葉に意識を向けたことがない人は一度振り返ってみると良いかと思います。




自分の脳を変えるリフレーミングの力

人は思った以上に自分の発する言葉の影響を受けています。ということはプラスの言葉を使えば、それだけ人生もプラスの方向に働きますし、マイナスの言葉を使えばマイナスの方向に働きます。


そこでまず取り入れてみたいのがリフレーミングです。
ウィキペディアにはこう書いてあります。

リフレーミング(reframing)とは、ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組みで見ることを指す。

少し分かりにくいですね。
日常生活で考えてみましょう。


例えば、母親に卵を買い忘れたから買ってきてと頼まれたとします。
この時にあなたはどう思うでしょうか。

「今勉強しているのに面倒だな。なんで俺に頼むんだよ」と思うのか。
それとも、「今勉強しているけど、ちょうどいい休憩になるし、普段できない親孝行でもする良い機会か」と思うのか。


親に買い物を頼まれたというのは事実としては変わらないです。
しかし、その事実の捉え方が違います。

事実を違う視点で捉える、これがリフレーミングです。



もし自分の言葉を変えようと思ったら、このリフレーミングを意識してみてください。

・誰かに助けてもらった時に「すいません」ではなく「ありがとう」と伝える。

・大変そうな仕事をもらった時に「これ私じゃ難しいです。」ではなく「難しそうですが、成長するいい機会なのでまずやってみます。」と言う。

・勉強しようと思ってたのに寝てしまったことに対して、「あー今日も無駄に時間を過ごしちゃった」と思うのではなく、「体をしっかり休めることができたのは良かった」と思う。


このようにリフレーミングで事実に対しての意味付けを変えることで発する言葉も、自分の思考もプラスの方向に変えることができます。


誰しももっと自分の人生を良くしたいと思っているはずです。
しかし、いきなり自分の給料を上げようとか、勉強ができるようになろうとか、人間関係を良くしようと思ってもすぐには変えられません。

なぜならそれらは周りの環境の影響を受けたり、コツコツ積み上げないといけないものだったりするからです。


しかし、事実を捉え直すリフレーミングであればすぐに変えることができます。
まずは自分の言葉を変えることから始めましょう。
そうすることで、思考が変わり、世界の見え方が変わっていきます。

皆さんもリフレーミングで自分の言葉を変えてみてはどうですか。
私も日々練習中です。もし一緒にやる人が増えて、より良い世界になっていったら嬉しいです。



今回もここまで読んで下さってありがとうございました。少しでも日々の仕事や生活に役に立てば幸いです。


ではまた!


#竹中かずし #学んだことシリーズ #日記 #理学療法士 #言葉 #習慣



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