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会社の文化醸成に特化した組織 カルチャー推進室(CPO)とは!?【前編】

皆さま、初めまして!
コクー株式会社 カルチャー推進室 マネージャーの石井 一史(イシイ カズシ)です。
初投稿ですので、まずはコクーだからこそ存在している組織「カルチャー推進室(CPO)」について書こうと思います。

▼カルチャー推進室(CPO)とは?

Culture Promotion Officeの略でCPOと社内では呼ばれています。
一言で言ってしまえば、会社がその会社らしくあるべきように文化や風土をつくり続けている組織のこと。

一般的には人事が兼務する企業が多いかもしれません。
こういった組織があるかないかで、会社がきちんと向かうべき方向に進んでいるかどうかが分かれてくると思います。

CEOがいくら理念や行動指針を掲げて「私たちの会社はこうあるべきだ!」と一人で言い続けていても「CEOが何か言っているな」となかなか浸透しなかったり、向かうべき目的地がバラバラになってしまうことがあると思います。社員数が増えていくと、それがなおさら加速しやすくなります。

もし、CPOのような組織が会社にあったらどうでしょうか。
社員たちがイキイキと楽しそうにCEOと同じような言葉で発信し、行動し、向かうべき方向へ引っ張っていけたら。CEO一人ではなく、社員が体現していることは大きい。
自然と会社全体が向かうべき目的地に進んでいくと思います。

入江CEO(経営方針発表会議)

で、肝心の何をしている組織なの?ってところ。
会社の理念や行動指針に沿いながら会社の様々なことを手がけています。
全社会議の企画運営、社内組織の統括、社内アプリの企画運営、部活動の運営、写真や映像の撮影、クリエイティブ業務、ヒアリングアンケート、社員満足の追求など。

普段お客様先に出ているコクーの社員がコクーに関わる多くの場面を手掛け、会社の文化醸成をしています。

▼CPOの誕生秘話

これは話すと長いのですが、
きっかけはカズシですね。

私がコクーの前身にあたる会社に入社するとき、企業理念の「あったらいいねで世界を変える」に共感して入社を決めました。
当時はITインフラ事業本部のネットワークSEとして入社しましたが「この会社なら何か自分にできることがある」「この先ずっとSEはやらない」そのように面接で明言していました。

そういった思いから自分が得意な部分で会社の力になれるところから能動的に行動していきました。
具体的には全社会議では得意な一眼レフカメラで会議の様子を撮影し、会社に提供、アワード表彰式のムービーを制作、元ミュージシャンということを活かし、社内音楽ライブイベントを企画したりと。

社内音楽ライブイベント「COCOO MUSIC NIGHT」

そうしているうちに会社で広報チームができるという流れとなりSE業務と兼務してクリエイティブディレクターとして広報チームに所属させていただくこととなりました。

これが本当の最初の一歩でした。

そして2019年。
コクー設立のタイミングで初の広報の専任をさせてほしいと入江CEOに相談し、任せていただくことになりました。

そこから社内広報を中心に取り組み、全社会議の企画運営、既存の社内組織「ESGイベント班」「ESG情報収集班」の統括や、社員同士の繋がりを深めるために社内アプリ、部活動を新たに設計導入しました。

※ESGとは?
 Employee Satisfaction Groupの略で社員満足を高めるための有志の組織

2年間、社内広報として活動していく中、自分のやるべきことは社内の文化醸成なのでは?と感じ始めました。
素晴らしい企業理念を掲げている会社。
そして理念スローガン"for me, for you.〜社員満足なくして顧客満足はなし得ない〜"にあるように、会社だけが思う理念ではなく、社員が思う本当の理念"for me, for you."の追求をするべきでは?
そんな会社と社員の架け橋となり、理念や目的地に向けて取り組んでいく専任の組織がコクーにあったほうがいい!そう強く思いました。

2021年。
そういった背景からカルチャー推進室(CPO)を設立しました。
このタイミングで同じ"熱い"思いを持つ仲間「駿太」もジョイン。
2名体制でスタートをきりました。

"熱い"仲間!

▼CPO設立 1年目の振り返り

2021年7月に開催された「経営方針発表会議」という期初に行う全社員参加の会議でCPOは以下のように計画を発表しました。

【CPOのテーマ】
1年目:コミュニケーション環境の確立
2年目:当事者意識の確立
3年目:社員満足の確立

このテーマをもとにコクーが掲げている「ES日本一」の目標を目指していきます。

1年目はコミュニケーションの確立ということで主に以下に取り組み、土台作りました。

▼社内SNSアプリの導入、設計、運用、活性化
カスタマイズに特化した新たなアプリ「TUNAG」を導入し、様々なメニューを作成。
CEO、役員、マネージャーからの発信や社員が気軽に楽しめる投稿企画など徐々に盛り上がっていきました。

社内アプリ「TUNAG」

▼社内チャットツール「LINE WORKS」の導入
チャットでの気軽なコミュニケーションはもちろんアンケート機能を活用し、定期的な情報収集アンケートを運用。
「ESG情報収集班」のいつでも投稿できる意見箱と併用し、社員の声を聞く文化を形成していきました。

▼「部活動」の導入、設計、運用、活性化
部門を超えて趣味という身近な領域で部門を越えたクロスコミュニケーションを実現。社員が自発的に部を立ち上げており、現在では30ほどの部活が活動している。

発足第1号「写真部」の活動

▼「ESGイベント班」による社内イベントの強化
月に一度の任意参加型社内イベントを実施。オフライン、オンラインさまざまなイベントを企画し、部門を超えてのコミュニケーションを実現している。

約2年ぶりのリアル開催となった「謎解き皇居ウォークラリー」

▼新たなESG組織「ESGコクーつなぎ隊」設立
毎週水曜19時からさまざまなテーマで社員をゲストに招き、「コクーラジオ」をzoomウェビナーで配信。コクーラジオをきっかけにさまざまな社員同士が繋がる。

コクーつなぎ隊のメンバー
コクーラジオ

▼「部門CPO」設立
CPO2人の熱い思いだけで頑張るより、各部門の社員の中で同じ思いで一緒に盛り上げる仲間を増やした方がより会社を盛り上げられると考え、各部門に設置。毎月定例で情報連携し、一緒に施策を考えていきました。

▼「ハートキャッチ活動」
会社の各アメーバ組織(最小単位組織)に直接ヒアリング活動。アンケートでは拾いきれないリアルな声を吸い上げ課題や意見を一覧化。毎月それに対して施策や関係各所へ情報連携しています。

コロナ禍でリアルコミュニケーションが取れないという苦労もありましたが、社員同士のコミュニケーションがとりにくくなった時期だからこそ「コミュニケーション環境の確立」という土台を作る意味があったと思います。

そして2年目。2022年、現在進行中のカルチャー推進室の取り組みと今後の展望は【後編】でお話させていただきます!
最後までお読みいただきありがとうございました。


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