足りないもの

私は文を書く時、「サンタクロースなんていないんですか?」の一節を思い出す。

「この世に愛や空想や希望、夢が無かったら、なんてつまらない世界になると思いませんか?」

きっと、疲れた人々がたくさん居て、思いやりや優しさも失って居る今の時代。声高らかに「夢を持て!」だの、「個性をもて!君らしく生きよ!」なーんて言われてもな……と、ため息が出るばかりですよね?
そういう大人たちこそが、目に見えてるものばかり追い求めていると私は思います。

だから、あなたは目に見えなくても、夢がはっきりしなくてもいいんです。
男女差もある!老若もある!好き嫌いもある!だからこの世の中があります。
私はあなたを知りませんし、誰も私を知りません。でも、私もあなたもちゃんと今を生きている。お腹も空くし、怒るし、泣くことも多いです。誰かを…何かを好きになります。欲張りでもあります。私がそうです。
余談ですが、宇宙人も妖怪も50年間見たことはありません。でも、存在は否定しません。何故なら、私が存在するからです!
この世の中、存在する。それでいい!それだけでいい。価値なんてアニメのカードぐらい自分の預かり知らないことです。知っちゃこっちゃないものです。
ただ……あなたを大切に思っている人たちをできるだけ……悲しい思いをさせないでください。私もそうしようと思って生きています。

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