熊野古道伊勢路を歩くday6#5
梅ヶ谷の駅から道の駅マンボウまでのルートを考えると３つある。以前歩いた荷坂峠を進むルートか今日来たツヅラト峠を戻るルートか。
そしてもう一つが国道42号線沿いを歩くルートだ。
僕の中で、今日来た道を戻る選択肢はない。荷坂峠へ向かおうかとも思ったが、体力を考えると距離優先の国道42号線沿いを歩くルートが1番短い。交通量が心配だが、サイクリングロードのマークもあるくらいだから歩道も整備されているだろうと考え、あえて景観よりも距離を優先した。
梅ヶ谷駅から荷坂トンネルまでは、42号線沿いに進むところと少し外れて古い街並みや気持ち良い山道を進むのだが、今回は何も考えずひたすら42号線を進むことにした。
国道42号線と言えば、一昔前は三重県の北中部と南部を繋ぐ主要道路だったが、紀勢自動車道ができた事でこの道の交通量はグッと減った。
とは言え、トラックや地元の車はそこそこ走っている。
少し行くと荷坂トンネルに差し掛かるが、ここで、荷坂峠に向かうには左手方向に進む必要があるのだが、国道沿いを歩く僕はトンネルへと入っていった。
交通量が少ないとは言え、さすがにトンネルは怖い。
スマホの灯りを目立つようにつけ、とにかく気が付いてもらえるように心得ながらトンネルを抜けた。
トンネルを抜けると、一気に山を下る道になる。
山の傾斜をうまく避けるようにうねうねのワイディングロードだ。
途中、パーキングがあり景観を楽しむ場所があるのだが、腰を下ろすも景色を楽しむ余裕がない。
伊勢神宮を出発してずいぶん歩いた。
もちろん一気に歩いたわけでもなく、予定よりも遅いスケジュールだと思う。
けど、この景色のいい坂道が、ちょうど100kmとなる場所だった。
全工程が170kmだと聞いている。
まだまだ先はあり楽しめる！
予定外の追加ルートで足が重いが、ゴールを目指して歩き始めた。
坂道を小幅で進むと、海に近い街並みに変わってきた。いよいよホントのゴールが近づいた。
前日の雨が上がり、五月晴れの気持ちいい空の下。再びマンボウのモニュメントの前に辿り着いた。志摩マリンランドで多くの観光客を迎えたであろうマンボウも、今はその役目を変え道の駅マンボウでドライバー達の目を楽しませてくれている。
役割を変えてもなお多くの人の憩いを提供するモニュメントに出会うことができて、今日のゴールを無事に迎えることができた。
2024年5月20日
11:40から13:00
気温21℃湿度61％
距離7.1km total 104.7km
帰り道に阿曽温泉に立ち寄った。もはや恒例となっている。
お風呂上がりには、道の駅おおだいで大内山ソフトクリームを食べた。いつも以上に美味しく感じた。
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