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服が、好きだ(ろうか)

はじめに

「服、好きなんですね。」
「そうなんです、服好きなんです。」

こんな会話、よくあると思う。

自分も服は好きだ。
もっと言うと

こだわり、選び抜かれた素材特有の質感
丈夫で、年中使える生地
長く愛せるデザイン

こうした要素の集合体である”服”

そうした服に身を包んでいる時の心地良さ
それが好きなんだと思う。

逆に言うと
流行りのデザイン、シルエット
一時期しか使えない生地
他者を意識して服を買ってしまう自分

こういうのは、あまり好きではない。
(一つ性質が違うが、気にしないで)

何が言いたいかと言うと、
服の”何が好きか”について
ちゃんと語れる人は
少ないんじゃないかって事。

服だけに限らず、
自分が好きな物について
”何故好きなのか”
”何が好きなのか”

よく分かっていない事は多い。

それによって、
損する事があるのかも
と書きながら思ってきた。


こだわり、選び抜かれた素材特有の質感

先ほど、これ(↑)が好きだと言ったが

僕自身、自分が見に纏っている服の素材について
他者に、一つも説明できない(笑)

それが悪いとは言わないが、
”好き”というのは、
随分と感覚的な物なのだなと思う。

気になって調べてみた。

昨年購入して、
ちょうど今着ている
YASHIKIの「Komogake Cardigan」

YASHIKI定番のクルーネックカーディガン。今季は金沢の冬の風物詩の一つ、土塀を雪などから保護する為に薦(こも)が掛けられた「薦掛け」をモチーフにしました。薦(こも)とは藁を織ってつくられたむしろ。ワッフル柄をアレンジして薦を表現しました。着用時に肩が落ちて柔らかな印象になる様にYASHIKIでは定番となった着物のパターンをオマージュして仕上げています。定番となった着物のパターンをオマージュして仕上げています。袖口には家紋をイメージしたブランドアイコンの[矢絣]柄が入ります。

スクリーンショット 2020-10-20 20.51.38

土塀に薦(こも:藁を織って作るむしろ)
をかけて雪から守る文化の存在

着物のパターンを
ニットに落とし込んだシルエット

そんな所から着想を得て
服を作っているのかという驚き

去年このデザインに一目惚れして
奇跡的に店頭でマイサイズを見つけた
その時の喜びを思い出した。

服への愛着(服が好きという思い)は
このようにして強まっていくのだな

そんな事を感じた時間であった。

おわりに

購入してから、
やっぱり着用しない服も多々ある。

恋愛でもそうだが
好きと長続きするは違う。

大体の場合、
”好き”を錯覚している気がする。

購入する時に

ドンピシャの好き(好き)
まあまあの好き(悪くない)

両者がごっちゃになってしまい
”悪くない”を買ってしまう事で
その悲惨な結果が生まれる気がする。

これまでの経験からそう思う。

ドンピシャか
ピンと来たか
ときめいたか

そんな基準で今後は
服を買っていきたい。

だからこそ、
”何が好きなのか”
”何故好きなのか”

について
自分自身が知っておく必要があるのかな。


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