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IRONMANの世界選手権に出場をするために必要なこと

【トライアスロン世界選手権】
現在トライアスロン世界選手権は
① IRONMAN・TRIATHLON
② International Triathlon Union
2つの組織が別運営で存在しており
それぞれに世界選手権があります。

みんながよく知るトライアスロンは
① IRONMAN・TRIATHLON であり、
オリンピックを開催しているのは
② の略称:ITU が主催する大会です。

【IRONMAN世界選手権】
今回はIRONMANについて。

みんながよく知るアイアンマン、
フルディスタンス (140.6 mile)は
S3.8km → B180km → R42.2km で
完走を目指す鉄人レースです。

それにもう1つアイアンマンがあり、
IRONMAN70.3 と呼ばれるもので
フルディスタンスの半分の距離で
S1.9km → B90km → R21.1km で
完走を目指す鉄人レースです。

どちらの距離も世界選手権があり
予選会は世界各国で開催中です。

【IRONMAN140.6mile】
フルディスタンスの部において
予選会は日本国内での開催なし。
世界選手権に出場したければ、
必ず海外の試合で結果を出す!
ということが必要となります。

一昔は長崎県の五島であったり
滋賀県の琵琶湖や、北海道でも
開催されていた時期がありました。

ですが、現在(2019年)時点では
日本国内でのアイアンマンはゼロ。

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

世界選手権に参加するには
① 海外のいずれかの大会にて
年代別(5歳刻み)順位において
上位入賞を果たすこと

② ゴール後のアフターパーティー
(ロールダウンセレモニー)に出席して
名前を3回呼ばれるまでに返事をして
トロフィー🏆をその場で受け取ること

③ その場で参加費(約12万円)分を
クレジットカード決済可能なこと

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

フルディスタンスについては
毎年10月頃にアメリカ・ハワイ州
コナ島で開催されています。

※ 仕事等の都合もあって
すぐに飛行機で帰宅をしてしまい
アフターパーティーに不参加だと
世界選手権出場の権利は剥奪され
1つ順位が下の人に権利が渡ります。
逆に参加すればラッキーがあるかも?

【IRONMAN70.3mile】
フルディスタンスの半分、
70.3 の部門も世界選手権が
毎年、開催をしています!

フルディスタンスと違って
世界選手権の開催地について
各国が持ち回り制をしていて
毎年決勝戦の舞台が異なります。

また70.3の部門については
日本国内でも開催されてます!
アイアンマンの雰囲気について
日本国内で味わえる唯一の大会
「IRONMAN JAPAN70.3セントレア」
愛知県の知多半島で開催されています。

※ 僕は23歳の時にIRONMAN70.3初出場

70.3の部門も世界選手権出場には
フルディスタンスと①②③は同じ。

【コナスロットとは】
アイアンマンについて調べると
" コナスロット "という言葉と
出逢うことになっていきます。

これは世界選手権に繋がる
アイアンマンの予選会にて
その大会で何人を世界選手権に
排出するかを決めているもので
コナスロット数30 あります!!
と書かれている大会でしたら、
合計30人が出場権獲得可能!!
という意味合いとなります。

その30人の内訳については
各大会によってバラバラです。
年代別(5歳刻み)の上位入賞者
から権利獲得にはなりますが…

例えば
25歳以下 10人
26-30歳 50人
36-40歳 200人
41-45歳 400人
46-50歳 400人
51-55歳 200人
56-60歳 100人
65-70歳 50人
70歳以上 10人

が出場する大会があった場合、
各年代すべて3人ずつ選出だと
25歳以下、70歳以上と比べると
40代、50代にとっては不公平。
なので、コナスロットの割合は
25歳以下は上位2人だけに絞り、
40代、50代は5人選出しますよ!
というバランス調整があります。

【若者は狙い目】
トライアスロンの世界において
短い距離は若者が活躍しますが
アイアンマン級のロングの世界は
若者の参戦が少ないのが現状です。

特に女性は全体的に少ない為、
努力量が比較的少ない状況でも
完走さえすれば、世界選手権!
に繋がることもありますから、
男性よりチャンスがあります。

若者によるトライアスロンは
体力や練習環境が整っていても
金銭面での難儀がありますね。

アイアンマンの参加費は約7万円程。
そこに渡航費が必ず乗っかります。
自転車を買う必要も出てくるでしょう。
練習するにはプール使用料も要ります。

鉄人になるには体力だけじゃなく
日常生活で" 稼ぐ力 "も試されます。

※ 僕が出場をしたのはIRONMAN MALAYSIA。マレーシアという国にある離島「ランカウイ島」で開催される鉄人レースです。僕は22歳と24歳の時、合わせて2回出場をしました。

【まとめ】
IRONMAN世界選手権に出場には
1, 世界各国の予選会レースに出場
そして、年代別順位で上位入賞する

そのためには
1, 日々のトレーニング
2, 金銭面の確保
3, 家族や身内の了解を得て
試合に出場ができますね。

最後まで読んでくださり
ありがとうございました。

鉄人☆松井一矢

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