見出し画像

パートナーとのアート活動で思うこと。

こんにちは!会社勤めをしながらアート活動をしている北川です!

前回の記事で少しだけ触れたのですが、
僕はパートナーと共にアーティスト活動をしています。
僕の最初に書いた記事”アートの世界に飛び込む”にも登場していました。

彼女の名前はSaki Kaneko (金子幸)。
以降の記事はSakiと呼びます。
僕がアートの世界に飛び込もうと思うに至るきっかけを与えてくれた人です。

彼女はフランスでアートを学びました。
共感覚という音や味や体感などが視覚野に影響し、
色や図形などに見える。そんな感覚を持ってる人です。

今の時代のように、多様性への寛容さが普及していたわけでは
まだまだ無かった彼女の幼少時代から思春期時代は孤独感の中で過ごしていました。

しかし、そんな孤独の中でも、
彼女のベクトルはしっかりと伝えたいと思う気持ちが、
真っ直ぐと伝えたい相手に伸びています。
彼女の人との交流は常に実直です。

不器用で気苦労も多かった彼女はそんな中でも、
性根に羽毛の様な柔らかで自然な優愛を持ち合わせていました。

彼女の複雑で美しい絵画を時系列でみていくと、
葛藤の時代や、必死でただ伝えよう。生きよう。という強いパッション、
人に伝える努力、希望、そのありのままが表現されているのが
ぴりぴりと伝わってきます。

Saki自身の人間性と、Sakiの作品に心動かされ、
私はアートワールドに身を投じる事となりました。

そんな彼女に興味惹かれ、信頼していくのはまるで自然な現象で、
アート活動を共にする様になりました。


画像1

パートアーシップ、コラボのメリットとは

僕は、活動するならコラボレーションや、
協同関係を築いていくに越したことはないと思います。
協力して物事を進めることには大きな利点があると考えているからです。
そんなメリットと思われる要因を下記にまとめてみました。

・時間短縮
  ∟単純なマンパワーとお互いが互いのペースをキープする
   メトロノームとなることによって作業の効率、
   基準が保たれるのだと思います。
**
・作品の質向上・研鑽**
  ∟監修者が増えることにより意見交流が生まれ、
   気づかなかった添加要素や、不備要素を改善できます。
   多くのアーティストの場合は
   互いの不可侵領域の様なものを強く意識し、
   作業の中で侵害されていると感じることもあるかもしれません。
   お互いの保守の薔薇(イバラ)の中でもがくと必ず傷つきます。
   しかし、お互いこれで傷付いたからといって、
   相手に敵意を持つのは間違えで、
   口論に刃を用いても意味がありませんでした。
   あくまでそれは相手に触れるために、
   薔薇に身を投じ傷つきながら抱擁し合うための行為なのですから。
   ここに信頼や力が生まれるのだと思います。
**
・責任を持ったプロの信頼関係構築**
  ∟仕事を一任されることによっての連携はお互いの作業や、
   タイミングについて考えなければ進みません。
   最初は自分のペースが一番やりやすいですが、
   互いが互いのやりたいことに乗算する力とパッションに変わり、
   作品に爆発力を与えると考えています。

・成功体験の共有
  ∟協同での成功体験は小さな体験を繰り返し、
   次は少し大きな成功へつながり、
   ひいては自己の自信向上へとつながります。
   さらにその人と一緒なら成功するという連鎖は、
   別の人にも連鎖し、雪だるましきに
   そのコミュニティーを大きくすることもできます。

・関わりの力の連鎖反応
  ∟これはいわゆる人脈の幅が持てるということです。
   例えば、「個展を行うスペースを見つける」という目的がある場合、
   一人で場所を貸してくれる人とを探して得る接触機会が、
   グループに5人いる場合だと単純にこの機会は5倍になりますし、
   個展を開催した際の情報拡散と集客力も大幅に向上します。

・表現可能規模の拡大
  ∟上記の要素が絡み合うことで、
   作品の制作可能規模が拡大されていきます。
   大きな美術館のホールを使用した大規模個展を目標とした場合。
   組織と組織の力で実現するプロジェクトへと発展し、
   そこに生まれる力と責任が大きくなると考えます。


画像2

パートナーシップの中で振り返ること。

人との協力や繋がりについてですが、
僕はそもそも人との繋がりというものに軽薄だったんだと
この頃感じさせられています。

僕は誰かと何かを解決したり、何かをなし得るために
人に何かを話すことはほとんど無い人間でした。

なぜならば「話しても解決はない」「結局やるのは自分だし」と感じていたからです。

人に期待をしていなかったんです。
人との繋がりで傷つくのが怖かったんだと思います。
そして歩み寄りをなくしていたんだと思います。

表層上では明るくフレンドリーに振る舞っていて、
自分でも自身はそうなのだと錯覚していましたが、
本当に背中を任せる人と向き合い、
これまでに、僕と向き合ってくれていた人たちを思い返し、
疑似的な繋がりを作っていたのだなと最近は反省しています。

一人でなんでも完結してやってしまう癖はまだまだ抜けませんが、
行動の規模、人生の規模を、少しづつ次のステップに
進めていきたいと思います!

ではでは!

あなたのサポートが励みとなります。 大きな結果につなげ、アート業界において、 あなたが誇らしく思える様なアーティストになる為、 精進し続けてまいります。