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言語聴覚士

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言語聴覚士の思い出
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#エッセイ

カニューレ患者さんとの思い出

「娘にありがとうと言いたいかな」 思い出の患者さんとのリハビリ噺し。 地域密着系である当…

かづお
4週間前
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父が「トンデモ医療」を持ち帰ってきたのだが…

先日父が「エネルギーでドーパミンが流れるようになる治療院がある」と伝えてきた。 母がパー…

かづお
1か月前
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認知症の旦那が入院したから会いに行く

専門的な内容ではなく、実際にあったほんわかするお話し。 タイトルから受ける印象の斜め上を…

かづお
2か月前
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「目標設定」をどう考えるか?

(患者治療の)目標設定に悩んでいた若手言語聴覚士のころ、スーパーバイザーから「目標は必ず…

かづお
3か月前
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医療系ドラマで描かれない事実

医療系ドラマは演者も患者もうつくしく描かれるので、本筋の人間からすると「ん?」ってなると…

かづお
9か月前
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人を承認しない職場

言語聴覚士として働いていた職場を振りかえってみる。言語聴覚士とはリハビリのお仕事で、とき…

かづお
9か月前
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人生をかさねて、病院へ行く

患者さんといえば、色とりどりの人生を過ごしてお越しになられる。 古今東西、この世に仕事はたくさんあれど、これほどまでに人間に接せられる仕事はそうないだろう。 兎にも角にも、人を知りたくなったなら医療のお仕事に転じてみてほしい。楽しい日々が待っているし、心労もそれなりにだ。 「かーんごーしさーん‼︎」 声を荒げるのはふくよかな体型の貴婦人。話してみると大変ユニークなのだが、途中から支離滅裂な会話になってしまう。なにしろ声を張り上げるので自室には滞在できない。 認知が進

あなたの言葉は、だれを励ますのか?

『自分の病気』がきっかけで医療従事者を目指す人がいる。 私自身もそのひとりで、声を思うよ…

かづお
10か月前
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