見出し画像

大学生と社会人 どっちが楽しい?

よく飲み会とかで、
「大学生の時に戻りたいーー!!」
「社会人なんてなりたくないー!!」
って言う人をよく見かけるが、

自分はあまりそうは思わない
むしろ大学時代はもう戻りたくない。

社会人3年目で何言ってんだって話だが、
社会人は、ある程度やることを与えられるし、その仕事を一生懸命すれば人に感謝されるし、やりがいを感じるので、何だかんだ満足できる。

逆に大学時代は何をやっても自由な分、何をやっていいか全く分からなかった。高校生までは親や、先生、塾など、大学に受かるための授業や勉強を教えてくれるため、何をやればいいかある程度分かり、それに従うことで成績も悪くはなかった。

しかし、大学に入るとそれまでの勉強とは遥かに難易度が上がり、ほとんど理解できなかった。
一応、参考書などはあるが自分は本から読み取るのがあまり得意ではなく、理解が進まず、どうしたらいいかわからなかった。試験前に一夜漬けで内容を覚えて、カンニングをしたりして、なんとか進級していた。
4回生になると論文を書かないといけないのだが、研究に関して、これまでの勉強が理解できていなかったため、本当にとっかかりが分からず何をしていいか全く分からずとても苦労した。
教授に聞きに行くが、
「お前は何もわかっていない。アホだな」
とよくバカにされた。
そんなことを言われても、分からないものは聞くしか解決する方法が見当たらないので、何回も教授のところへ行き、バカにされなんとか論文を仕上げた。

その時間は本当に苦痛で、無力感とやるせなさで本当に生きてる価値があるのかと自問自答した日々だった。

おまけに周りのみんなが大学院に進学したので、自分も友達と合わせてなんとか大学院に受かり、二年間また、無力さに溢れる日々を送った。しかも、研究があまり進んでいなかったので、就活にも苦労する地獄の日々が訪れた。

今思えば大学時代に就活してさっさと働いた方が自分に合っていたと確信している。

このような体験からある程度やることを与えられる社会人の方がはるかに楽しいし現状満足している。

逆に本当に会社や上司に縛られず自分のしたいことをしたい人は、社会人が苦痛なのだろう。

自分は自分のしたいことを明確に持っている人を尊敬しているし、羨ましいと思う。

今の自分は誰かを動かすエンジンではなく、エンジンから動力を伝える歯車に過ぎない。
だが、歯車一つでもかけると車は動かない。
そんな歯車になれたらと思う。

#コラム #社会人 #大学生 #大学時代 #日記 #エッセイ