見出し画像

見通しはお守りであり命綱だ。

1年前から歯科通いを再開した息子。
すっかり3か月ごとのルーティンになったようだ。

待合室で「まだちょっと心配」と言うので、慌てて4コマメモで見通しをお知らせ。

即席感強すぎ

この程度であっても、本人には安心材料になるらしい。

歯科健診中、ずっと手に持っていた。

前回はメモを待合室で見せた後は私が持っていたのだけど、
今回は息子自身がこうやってずっと手に持っていたことで、衛生士も歯科医師もメモに気づいてくれた。

すると、
「椅子倒すよ」
「これ(スケーラー)使うよ」
などメモを指して伝えてくれた。

息子は歯石が付着しやすいタイプらしく、
衛生士さんがスケーラーでガリガリ取ってくれた。
良かったのは、小型カメラで歯の表面を撮影して写真を見せてくれて、

「ここちょっと黄色くなってるでしょ。これは唾と汚れが固まって石みたいになってるの。これをこれから取るね。」

と息子に説明してくれた。
電動の超音波スケーラーはちょっと怖いということで、ハンドスケーラーのみを使用しての除去となった。
ハンドスケーラーだけだと、器具が口に入っている時間は長くなるのだが、それでも大人しく口を開けていられた。
何のために何を行うのかということがしっかり納得できていたからだと思う。

無事にフッ素塗布まで終わり、帰宅すると父親に黙って歯を見せていた。
「歯医者行ってきたよ」という彼なりの報告であったのだと思う。
歯石が取れたことで、スッキリした快い感覚を味わえていたらいい。


次回の予約を取る際、「7/16だけはやめて!」という息子からの要望があった。
何故かというと、1月も4月(今回)も16日に歯科健診だったからで、「毎回同じ日にちは嫌」ということであった。
日付けを覚えているところが本当に「らしい」

無事に16日以外で予約を取り、その場で彼の手帳にも次の予定を記載する。
まずはこのような通院予約などを、本人の希望を聞いて本人と親とクリニックの3者で決めていく。
付き添い無しで行ける日が来るかはわからないが、ゆくゆくは本人とクリニックだけで予定を決めるようにしていきたい。


ところで、4コマメモにも書いたが、フッ素塗布後は30分飲食禁止である。
フッ素塗布完了がちょうど1時であった。
帰宅して、ふと見ると息子がお茶をグビグビ飲んでいた。
「えっ 30分は飲んではいけないんじゃないの?」
と言うと、息子は黙って時計を指差した。
時計の針は、1時30分を指していた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?