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Dual Residence: 体も心も幸せになるハッピーベリー料理コース #6

Quick Breakfast: Overnight oats  
秒速朝食は一晩ね
かせたアーモンドミルクのオートミール

最近でこそ、日本でもよく見かけるようになったオーツ。北米ではこのQuakerさんのパッケージが各家庭の食品庫に必ずあるはず。

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昔初めて食べた、どろりとしてミルクくさいオートミールは、とてもおいしいとは思えなかった。
ところが今では、ほぼ毎朝食べている。
慣れとは恐ろしいものである。
どんな風にして味覚が変わるのか。
まだベッドの中で、コーヒーの香りそして、ナッツいっぱいラズベリー山盛りのオートミールの事を考えているくらいである。

さて、ハッピーべリークッキングコースのクイック朝ごはんでは、前夜にオーツをお好みのミルクに、ナッツ類は水に浸しておくとレシピにある。
ナッツを?
でもこれが驚き。
ひと晩たつとドライなアーモンドやカシューナッツの食感は不思議な変化を遂げている。
それと共に注意書きとして、ナッツ類にはPhytic acidが多く含まれるので必ずオーツとは別にして水に浸すとあった。
何?Phytic acidって。
acidなので、何とか酸に違いない。
ググると日本語ではフィチン酸と呼ばれていて、玄米や豆類などに含まれ、抗酸化作用や血栓を防ぐ効果を強調されている。
しかし、英文の記事では
Why You Should Avoid Phytic Acid
なぜフィチン酸を避けた方がいいのか
と言うタイトルの記事が目に付く。
どうやらこのPhytic Acidはミネラル分の吸収を阻害するらしい。
玄米や豆類などを調理前に水に浸して置くのは、てっきりふやかせて調理時間を短くするためだとばかり思っていたが、そんな理由があったのだ。

そういえば、日本では健康にいい食品として考えられているひじき。
Hijikiと呼ばれ、カナダでは身体に害を及ぼす食材として摂取を奨励していない。無機ヒ素の含有率が高いということらしい。
私たち日本人はずーと昔から食べてますけど?
それでもって長寿国なんです…。
ゆかりひじきご飯なんて大好きである。
水に戻した時、他の海藻類にはない潮の香りがよい。

以前マーサスチュワートリビングが人気だったころ、マーサが日本にやってきて、日本の食材を番組で紹介していた。ジャパニーズスタイルのサラダを作ると言って、なんと大きな袋いっぱいに入った乾燥ひじきを丸ごとボールに入れたのである。水に浸すと、もちろんそれはみるみる膨張して、ステンレスの大きなボールに山盛りのひじきとなった。ひじきまみれのグリーンサラダである。
いや、これはないなと思ったものだ。
こんな分量を一度に摂取したら、それこそ健康に害を及ぼそうものである。

さて今回の課題、オートミール。
夏場はミルクに浸しておいたオーツを冷蔵庫から取り出し、ふやかしたナッツを混ぜフレッシュ果物をトッピング。そしてもちろんメープルシロップ。
秒速の朝食が出来上がる。

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写真のパッケージはアーモンドミルク。クッキングクラスのレシピに、お好みのミルクとあるように、牛乳では脂肪分の高いハーフアンドハーフから段階を経て脂肪分ゼロまで、あるいはプラントベースのミルクと選択肢が多い。プラントベースとは、アーモンドやココナッツそしてオーツなどの植物性のミルクである。プラントベースのヨーグルトも売られている。ビーガンの人を始め、牛乳が苦手な体質の人にも人気で近所のスーパーで売っている。

今朝は
オーツにアーモンドミルク。
レーズンとアーモンドとカシューマッツとサンフラワーシード。
オーツミルクにするときは、アーモンドバターを加えてもいい。
そしてバナナを入れて電子レンジで2分。

なんせここのところ気温が下がって昨夜などは13Cである。
三日前は湖で泳いでいたというのに。
こんな朝は温かいオートミールである。

とれたて(スーパーのだけど)ラズベリーとブルーベリーをトッピングに

そうそう、レーズンもふやかしておくと
かなりおいしい!

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